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公開：2024-10-01

GLOCAL-EYEZが国土交通大臣表彰制度で活用促進技術に選定、道路インフラ維持管理のDX化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GLOCAL-EYEZが国土交通大臣表彰制度で「活用促進技術」に選定
• 2021年サービスリリース以来、導入実績は毎年前年度比200％達成
• AIを活用した大規模かつ迅速な道路点検サービスを提供

GLOCAL-EYEZが国土交通大臣表彰制度で「活用促進技術」に選定

株式会社スマートシティ技術研究所は、クラウド型道路点検サービス「GLOCAL-EYEZ」が国土交通大臣表彰制度において「活用促進技術」に選定されたことを発表した。この選定により、GLOCAL-EYEZは国土交通省の新技術情報提供システム（NETIS）において「令和６年度活用促進技術」として認定され、工事成績評定で加点の上乗せ措置が適用されることになる。^[1]

GLOCAL-EYEZは、一般車両にスマートフォンを設置して走行し、取得した車両の振動データと前方画像データをAI等で解析することで、舗装や道路附属施設の損傷状況を大規模かつ迅速に評価できるサービスだ。2021年のサービスリリース以来、導入実績は毎年前年度比200％を達成しており、3年以上定着して使用している自治体も多数存在する。

株式会社スマートシティ技術研究所は、東京大学発のベンチャー企業として2019年に設立された。インフラ維持管理分野における最先端の研究成果を社会に還元することをミッションとしており、GLOCAL-EYEZの開発もその一環だ。今回の選定を受け、今後もさらなるサービスの普及を通して社会インフラ維持管理全体のDX化の推進に貢献していくとしている。

GLOCAL-EYEZの特徴まとめ

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活用促進技術について

活用促進技術とは、国土交通省が新技術の活用を推進するために作成した新技術情報提供システム（NETIS）において選定される技術のことだ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 国土交通省が新技術の活用を推進するために選定
• 工事成績評定で加点の上乗せ措置がある
• NETISのデータベースに登録される

活用促進技術に選定されることで、その技術の信頼性や有用性が公的に認められることになる。GLOCAL-EYEZの場合、道路インフラの維持管理における革新的なアプローチが評価され、この選定につながった。これにより、今後さらに多くの自治体や道路管理者がGLOCAL-EYEZを採用し、効率的な道路点検が可能になることが期待される。

GLOCAL-EYEZの活用促進技術選定に関する考察

GLOCAL-EYEZが活用促進技術に選定されたことは、道路インフラ維持管理のDX化に向けた重要な一歩だ。従来の路面性状測定車に比べ、高頻度な計測と大量の点検結果を簡易に入手できる点が高く評価されたと考えられる。この選定により、自治体や道路管理者がGLOCAL-EYEZを導入する際の障壁が低くなり、より広範囲での活用が期待できるだろう。

一方で、今後の課題としては、データの精度や信頼性の継続的な向上が挙げられる。AIによる解析の精度が向上しても、実際の道路状況との乖離が生じる可能性は常に存在する。この問題に対しては、定期的な精度検証や、人間の専門家による確認プロセスの組み込みなどの解決策が考えられる。また、データのセキュリティや個人情報保護についても、より厳格な対策が必要になるだろう。

今後、GLOCAL-EYEZには道路点検だけでなく、都市計画や交通管理など、より広範な分野での活用が期待される。例えば、収集したデータを基に交通渋滞の予測や最適な道路補修計画の立案など、総合的な都市インフラ管理システムへの発展が考えられる。さらに、他の自治体や民間企業とのデータ連携を進めることで、より効果的な社会インフラ維持管理の実現に貢献することが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「GLOCAL-EYEZ」が国土交通大臣表彰制度の受賞技術「活用促進技術」に選定 | 株式会社スマートシティ技術研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000107939.html, (参照 24-10-01).

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