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OKIサーキットテクノロジーがPCB West 2024に出展、航空宇宙防衛向け高信頼性PCBを展示し海外市場開拓を加速

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • OKI、米国PCB West 2024に出展
  • 航空宇宙防衛・通信機器向け高信頼性PCBを展示
  • 海外市場の新規顧客開拓・販売拡充を目指す

OKIグループが米国PCB West 2024に出展、高信頼性PCBを展示

OKIグループのプリント配線板事業会社OKIサーキットテクノロジーは、2024年10月8日から11日に米国シリコンバレーで開催されるPCB West 2024に出展する。海外市場、特に米国を中心とした新規顧客開拓および販売拡充を目指し、航空宇宙防衛・情報通信機器向けに開発した高信頼性の高多層・大型PCBの製品展示を行う。[1]

OKIは中期経営計画2025で航空宇宙市場をEMS事業の注力分野としており、PCBなどの基幹部品をはじめ、宇宙品質のモノづくり力をいかしてグローバルな航空宇宙市場向けの技術開発と販売拡大を進めている。OKIサーキットテクノロジーはJAXA規格の7付則すべての認定を取得しており、過酷な環境下でも故障の許されない宇宙機器向けの高い耐久性と信頼性をもったモノづくりで高い実績がある。

PCB Westは30年以上の歴史を持つPCBに特化した会議と展示会で、毎年100社以上の企業が参加する。高信頼性を求められる航空宇宙防衛機器や最先端のIoTやウェアラブル機器など、幅広いエレクトロニクス関連企業から2,000人以上の設計者、エンジニア、メーカー関係者などが参加する重要なイベントとなっている。

PCB West 2024出展の詳細

項目 詳細
開催日 2024年10月9日(水)
会場 SANTA CLARA CONVENTION CENTER
ブース番号 605
出展企業 OKIサーキットテクノロジー
展示内容 高信頼性の高多層・大型PCB
対象市場 航空宇宙防衛・情報通信機器
PCB West 2024の詳細はこちら

JAXAについて

JAXAとは、宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称で、日本の宇宙開発を担う中心的な機関である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 宇宙・航空分野の基礎研究から開発・利用まで一貫して行う
  • 国際宇宙ステーション計画への参加や独自の衛星開発を実施
  • 産業界や大学との連携を通じて宇宙開発技術の向上に貢献

OKIサーキットテクノロジーがJAXA規格の7付則すべての認定を取得していることは、同社の製品が宇宙開発に必要な高い品質基準を満たしていることを示している。この認定は、過酷な宇宙環境下で使用される機器に求められる極めて高い信頼性と耐久性を保証するもので、OKIの技術力の高さを裏付けている。

OKIの航空宇宙市場戦略に関する考察

OKIが航空宇宙市場をEMS事業の注力分野としている点は、高付加価値製品への転換を図る同社の戦略として評価できる。JAXA規格の認定取得は、高い技術力と品質管理能力を示すものであり、新規顧客開拓において大きな強みとなるだろう。しかし、航空宇宙市場は参入障壁が高く、競争も激しいため、継続的な技術革新と品質向上が不可欠である。

今後起こりうる問題として、グローバル市場での競争激化や技術の急速な進歩に対応できないリスクが考えられる。これに対する解決策としては、研究開発への投資強化や海外企業とのパートナーシップ構築が挙げられる。また、環境負荷の低減や省資源化など、サステナビリティへの取り組みも重要になるだろう。

OKIには、PCB技術を応用した新たな製品開発や、AIやIoTを活用した次世代の航空宇宙システムへの貢献が期待される。さらに、宇宙ビジネスの多様化に伴い、小型衛星向けの高性能・低コストPCBなど、新たな市場ニーズに応える製品開発にも期待したい。OKIの技術力が日本の宇宙開発の発展に寄与することを願う。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「OKI、海外市場の新規顧客開拓にむけて米国PCB West 2024に出展 | 沖電気工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000721.000017036.html, (参照 24-10-01).

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