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公開：2024-10-01

東急リゾーツ＆ステイがRAKUVISAを導入、外国籍従業員の在留資格管理をDX化し特定技能1号の雇用拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 東急リゾーツ＆ステイがRAKUVISA導入
• 外国籍従業員の在留資格管理をDX化
• 特定技能1号外国人の雇用拡大を目指す

東急リゾーツ＆ステイによるRAKUVISA導入と外国籍従業員管理のDX化

東急リゾーツ＆ステイ株式会社は、特定技能1号外国人の雇用拡大に向けて、RAKUVISA株式会社の「RAKUVISA for Biz」の導入を2024年9月30日に発表した。この導入により、在留資格の管理と申請における業務効率の向上およびコンプライアンス体制の充実を図る。外国籍従業員の労務管理における新たな課題に対応するための重要な一歩となる。^[1]

東急リゾーツ＆ステイは、全国に104施設を展開し、年間約700万人の利用客を抱える大手宿泊・観光業者だ。特にリゾート地での人材確保が困難になっており、調理人材の不足が顕著な課題となっている。この状況を打開するため、2033年までに正社員全体の約30％を海外人材が占める多様性のある組織の実現を目指している。

「RAKUVISA for Biz」は、オンラインでのビザ申請機能やクラウド管理、定期報告書のオンライン作成など、多彩な機能を提供する。出入国在留管理庁とのAPI連携を通じた申請システムにより、安全かつ確実な申請プロセスの可視化を実現する。これにより、専門性が高く属人化しやすい管理業務の負担軽減や法的リスクの低減が期待される。

RAKUVISA導入による効果まとめ

RAKUVISA for Bizの詳細はこちら

特定技能1号について

特定技能1号とは、人手不足が深刻な特定の産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人材を受け入れるための在留資格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 最長5年間の在留期間が認められる
• 家族の帯同は認められない
• 特定産業分野での就労が可能

特定技能1号は、2019年4月に新設された在留資格で、宿泊業を含む14の特定産業分野で外国人材の受け入れを可能にした。東急リゾーツ＆ステイのような宿泊・観光業界では、この制度を活用することで深刻な人手不足の解消と多様な人材の確保を目指している。RAKUVISAの導入は、この制度を効果的に活用するための重要な施策の一つと言える。

RAKUVISAの導入に関する考察

RAKUVISAの導入は、東急リゾーツ＆ステイにとって外国籍従業員の管理業務の効率化とコンプライアンス強化の両面で大きなメリットがある。特に、クラウドベースのシステムを活用することで、複数の施設間での情報共有や一元管理が容易になり、人事部門の負担軽減につながるだろう。また、API連携による申請プロセスの可視化は、ミスや遅延のリスクを大幅に低減させ、法令順守の徹底に寄与する。

一方で、新システムの導入に伴う従業員のトレーニングや、既存の人事システムとの連携などの課題も予想される。特に、多言語対応や文化的な配慮が必要な外国籍従業員の管理においては、システムだけでなく人的なサポート体制の強化も重要だ。また、個人情報の取り扱いや、サイバーセキュリティの観点からも、慎重な運用が求められるだろう。

今後は、RAKUVISAの活用を通じて蓄積されるデータを、より戦略的な人材管理や採用計画に活かすことが期待される。例えば、外国籍従業員の定着率や業績との相関関係を分析し、最適な人材配置や育成プログラムの開発につなげるなど、DXの利点を最大限に活用することが重要だ。東急リゾーツ＆ステイの取り組みは、宿泊・観光業界全体のグローバル化と人材戦略の先駆けとなる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ビザオンライン申請システム「RAKUVISA」を導入し外国籍従業員の在留資格管理のDX化を促進 | 東急リゾーツ＆ステイ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000672.000055787.html, (参照 24-10-01).

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