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アスエネと三井住友銀行がCO2排出量データ連携とコンサルティングサービスを開始、Scope3算定の効率化とサステナビリティ経営の支援を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

アスエネと三井住友銀行がCO2排出量データ連携とコンサルティングサービスを開始、Scope3算定の効率化とサステナビリティ経営の支援を強化

PR TIMES より


記事の要約

  • アスエネと三井住友銀行がCO2排出量データ連携を開始
  • ASUENEとSustanaのCO2排出量データが相互連携可能に
  • サステナビリティに関するコンサルティングサービスも提供開始

アスエネと三井住友銀行のCO2排出量データ連携とコンサルティングサービス開始

アスエネ株式会社と株式会社三井住友銀行は、CO2排出量見える化クラウドサービス「ASUENE」と「Sustana」間のCO2排出量データの連携、およびサステナビリティに関するコンサルティング・アドバイザリーサービスの提供を2024年9月30日に開始した。両社は2024年6月に戦略的資本・業務提携契約を締結しており、今回の取り組みはその活動の一環である。[1]

データ連携により、企業はサプライチェーン全体での排出量データを容易に取得・分析できるようになり、Scope3における1次データの収集と算定がさらに効率的に行えるようになった。バイヤー企業はScope3算定の高度化が図れるだけでなく、CO2排出量の開示を求められるサプライヤー企業にとってもデータの報告が容易になり、サプライチェーン全体のCO2排出量の見える化・削減を推進することが可能となる。

また、アスエネは「Sustana」パートナーとして、同サービスのユーザー向けにオーダーメード型のサステナビリティに関するコンサルティングサービスの提供を開始する。Scope3の排出量算定支援に加え、削減目標やロードマップ策定、CFP算定、CDP回答支援、TCFD・TNFD開示支援といった幅広い開示項目に対応し、企業のサステナビリティ経営をサポートする。

ASUENE、Sustanaのデータ連携とコンサルティングサービスの特徴

データ連携 コンサルティングサービス
主な機能 CO2排出量データの相互連携 オーダーメード型サステナビリティコンサルティング
対象サービス ASUENE、Sustana Sustanaユーザー向け
メリット Scope3の1次データ収集・算定の効率化 幅広い開示項目への対応
サポート内容 サプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減 Scope3算定、目標設定、CDP回答、TCFD・TNFD開示等
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Scope3について

Scope3とは、企業のバリューチェーン全体で発生する間接的な温室効果ガス排出量を指し、以下のような特徴がある。

  • 自社の事業活動範囲外での排出量を含む
  • 原材料調達から製品使用、廃棄までの全工程が対象
  • 企業の温室効果ガス排出量の大部分を占めることが多い

Scope3の算定は、サプライチェーン全体での排出量を把握するために重要だが、データ収集の複雑さから課題となっていた。アスエネと三井住友銀行のデータ連携により、Scope3の1次データ収集と算定が効率化され、企業のCO2排出量管理と削減策立案が容易になる。これにより、企業は精度の高いScope3排出量の報告が可能となり、より効果的な温室効果ガス削減戦略の策定につながる。

アスエネと三井住友銀行のデータ連携とコンサルティングサービスに関する考察

アスエネと三井住友銀行のデータ連携は、企業のScope3排出量算定の効率化という点で画期的だ。これにより、多くの企業がより正確なCO2排出量データを把握し、効果的な削減策を立てることが可能になる。一方で、データの精度や信頼性の確保、異なるシステム間でのデータ統合の課題が浮上する可能性もあるだろう。

これらの課題に対しては、データ品質管理の強化や標準化されたデータフォーマットの採用が解決策として考えられる。また、今後はAIを活用したデータ分析や予測機能の追加、さらには他の金融機関や企業とのデータ連携の拡大が期待される。これにより、より包括的なサプライチェーンCO2排出量の可視化が実現するだろう。

長期的には、このようなデータ連携とコンサルティングサービスが、企業のサステナビリティ戦略の中核を担うようになると予想される。気候変動対策の重要性が増す中、アスエネと三井住友銀行の取り組みは、企業の環境負荷削減と持続可能な経営の実現に大きく寄与すると期待される。今後の展開に注目したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「アスエネと三井住友銀行が、CO2排出量のデータ連携およびサステナビリティに関するコンサルティング・アドバイザリーサービスを提供開始 | アスエネ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000058538.html, (参照 24-10-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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