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DNPがバイオマス度50%のPEフィルムパッケージを開発、CO2排出量15%削減と環境性能向上を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

DNPがバイオマス度50%のPEフィルムパッケージを開発、CO2排出量15%削減と環境性能向上を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • DNPがバイオマス度50%のPEフィルムを開発
  • CO2排出量を約15%削減可能な環境配慮型パッケージ
  • 2024年10月9日から提供開始

DNPがバイオマス度50%のポリエチレンフィルムパッケージを開発

大日本印刷株式会社は2024年10月9日、バイオマス度50%のポリエチレン(PE)フィルムパッケージの提供を開始した。この新製品は「DNP植物由来包材 バイオマテック」の一環として開発され石油由来の原料から植物由来の原料への代替により環境負荷の低減を図っている。従来の石油由来パッケージと比較してCO2排出量を約15%削減することが可能だ。[1]

新開発のPEフィルムパッケージは液体や粉体を扱う化学品医薬品食品・消費財メーカー向けに設計されている。バイオマス度を50%に高めながらも従来のPEフィルムと同等の開封のしやすさや耐衝撃性を維持しており製品の性能を損なうことなく環境配慮を実現した。さらに帯電防止機能も付与されており粉体充填時の静電気による不良を減少させ生産性の向上にも寄与する。

DNPは本製品を環境負荷低減に取り組む食品・消費財メーカーをはじめ化学品産業資材医薬品メーカーにも提供していく予定だ。また「DNP植物由来包材 バイオマテック」のラインアップをさらに拡充し企業の環境負荷低減に貢献していく方針。2024年10月23日から25日に開催される「2024 東京国際包装展」のDNPブースでも本製品が展示される。

バイオマス度50%のPEフィルムパッケージの特長まとめ

環境性能 機能性 生産性
主な特長 CO2排出量約15%削減 従来品同等の開封性・耐衝撃性 帯電防止機能付与
原料 植物由来原料50%使用 石油由来原料50%使用 -
対象業界 食品・消費財 化学品 医薬品
DNPの製品詳細はこちら

バイオマス度について

バイオマス度とはある製品や材料における植物由来原料の含有率のことを指しており主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 再生可能な植物資源の使用割合を示す指標
  • 値が高いほど環境への負荷が低いとされる
  • カーボンニュートラルの観点から注目される

DNPが開発したポリエチレンフィルムパッケージはバイオマス度50%を達成している。これは製品の半分が植物由来原料で構成されていることを意味し従来の石油由来パッケージと比較してCO2排出量を約15%削減できる。バイオマス度の向上は環境負荷低減とプラスチック資源循環促進法への対応という観点から重要な技術革新と言えるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「CO₂排出量削減に貢献するバイオマス度50%のポリエチレンフィルムパッケージを提供開始 | 大日本印刷株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000696.000069194.html, (参照 24-10-11).

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