京都栄養医療専門学校と鹿児島県が連携、かごしまブランド産品を活用したレシピコンテストを開催

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

京都栄養医療専門学校と鹿児島県が連携
かごしまブランド産品を活用した授業を実施
学生によるレシピコンテストを開催予定

京都栄養医療専門学校と鹿児島県の産学官連携によるかごしまブランド産品PR

京都栄養医療専門学校は鹿児島県（大阪事務所）と連携し、かごしまブランド産品を活用した授業やレシピコンテストを2024年10月11日に発表した。この取り組みでは、学生たちが授業を通じて生産者の想いを学び、かつお節やピーマンなどの特産品を使用したメニュー開発に挑戦する。^[1]

かつお節は鹿児島県が国内生産量の75％を占め、特に枕崎市が有名だ。「荒節」や最高級品の「本枯節」を使用したレシピ開発が行われる。一方、ピーマンは全国第3位の生産量を誇り、苦みが少なく甘みが強いのが特徴である。学生たちは調理法を工夫し、これらの特産品を活かしたレシピを考案する。

レシピコンテストは2024年11月10日から12月20日まで応募を受け付け、2025年1月中旬に一次審査、2月3日に二次審査と表彰式を行う。最優秀賞1チームと優秀賞2チームが選出され、鹿児島県ホームページに掲載される予定だ。また、二次審査に進出したチームのレシピはレシピ集としてまとめられる。

京都栄養医療専門学校×鹿児島県連携プロジェクト概要

項目	詳細
プロジェクト名	京都栄養医療専門学校×鹿児島県かごしまブランド産品PR
対象学科	栄養士科・管理栄養士科
主な取り組み	授業でのかごしまブランド産品活用、レシピコンテスト開催
対象産品	かつお節、ピーマン
コンテスト応募期間	2024年11月10日～12月20日
審査日程	一次審査：2025年1月中旬、二次審査：2025年2月3日
表彰内容	最優秀賞1チーム、優秀賞2チーム

かつお節について

かつお節とは、カツオを煮て乾燥させた日本の伝統的な食品であり、だしや調味料として広く使用されている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

濃厚なうまみと香りが特徴
「荒節」と「本枯節」の2種類がある
減塩効果があり、栄養面でも注目されている

鹿児島県は国内かつお節生産量の75％を占める最大の生産地だ。特に枕崎市は古くからかつおの一本釣りで知られ、高品質なかつお節の産地として有名である。「荒節」は濃厚なうまみと香りが特徴で、「本枯節」は上品かつ優雅な香りを持ち、かつお節の最高級品とされている。

京都栄養医療専門学校と鹿児島県の連携に関する考察

京都栄養医療専門学校と鹿児島県の連携は、地域産品のPRと専門教育の融合という点で画期的な取り組みだ。学生たちが実際の特産品を扱うことで、理論と実践を結びつけた学びが可能となり、将来の栄養士・管理栄養士としての実践力向上に大きく寄与するだろう。また、鹿児島県にとっても、若い世代に特産品の魅力を直接伝える貴重な機会となる。

一方で、このような産学官連携プロジェクトでは、地域や産品に偏りが生じる可能性がある。今後は他の地域や産品にも範囲を広げ、より多様な食材や食文化に触れる機会を設けることが望ましい。また、学生の負担が過度にならないよう、カリキュラムとの調整や支援体制の整備も重要な課題となるだろう。

将来的には、このプロジェクトを通じて開発されたレシピを実際に商品化したり、学生考案のメニューを学校給食に取り入れたりするなど、より広範囲での活用が期待される。さらに、SNSなどを活用した情報発信や、消費者との直接的な交流の機会を設けることで、プロジェクトの社会的影響力を高めることができるだろう。