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公開：2024-10-18

kmモビリティサービス、お台場レインボーバスでタッチ決済乗車サービスを11月1日から開始、利便性向上とインバウンド対応強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• kmモビリティサービス、お台場レインボーバスでタッチ決済開始
• クレジットカードやスマートフォンでの乗車が可能に
• 2024年11月1日から新サービスを導入

お台場レインボーバスでタッチ決済乗車サービス開始

kmモビリティサービスは、2024年11月1日より同社が運行するお台場レインボーバスにおいて、クレジットカードによるタッチ決済乗車サービスを開始すると発表した。このサービスは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したもので、タッチ決済対応のカードやスマートフォンを専用端末にタッチするだけで乗車が可能となる。^[1]

対応する決済ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となっており、Mastercardについても今後追加される予定だ。お台場レインボーバスは品川駅港南口からお台場までを最速16分で結び、レインボーブリッジを渡って台場地区周辺施設を循環する便利な路線として知られている。

この新サービスの導入により、現在の利用者に加えて、訪日外国人を含む幅広い客層の利便性向上が期待される。キャッシュレス決済の導入は、公共交通機関の利用をより簡便にするだけでなく、インバウンド受け入れ環境の整備や地域のキャッシュレス決済の促進にも貢献するものと考えられている。

お台場レインボーバスのタッチ決済サービス概要

stera transitについて

stera transitとは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けのタッチ決済ソリューションのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• キャッシュレス決済の導入課題を解決するプラットフォーム
• 国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用
• MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用可能

stera transitは、GMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築された事業者向け決済プラットフォーム「stera」をベースとしている。このソリューションは、消費者の利便性向上だけでなく、インバウンド受け入れ環境の整備や地域のキャッシュレス決済の促進など、交通分野にとどまらない幅広い効果が期待されている。

お台場レインボーバスのタッチ決済導入に関する考察

お台場レインボーバスへのタッチ決済導入は、利用者の利便性向上という点で非常に評価できる。特に、訪日外国人旅行者にとっては、事前に専用ICカードを購入する必要がなくなり、スムーズな乗車が可能になることから、観光地としての魅力向上にもつながるだろう。また、接触機会の減少によって、感染症対策の観点からも有効な取り組みと言える。

一方で、今後の課題としては、システムの安定性や決済処理の速度が挙げられる。特に混雑時の対応や、ネットワーク障害時のバックアップ体制の整備が重要となるだろう。また、高齢者や電子決済に不慣れな利用者への配慮も必要となる。これらの課題に対しては、十分なテストや利用者への丁寧な説明、従来の現金払いオプションの維持などが解決策として考えられる。

今後は、他の公共交通機関との連携や、さらなる決済ブランドの追加など、サービスの拡充が期待される。また、蓄積される乗車データの活用による運行最適化や、MaaSとの統合によるシームレスな移動サービスの実現など、タッチ決済導入を起点とした新たな展開にも注目したい。これらの取り組みが、都市交通のデジタル化を加速させ、より便利で効率的な公共交通サービスの実現につながることを期待する。

参考サイト

1. ^ ｋｍモビリティサービス. 「お台場レインボーバスでクレジットカードやデビットカード等の タッチ決済による乗車サービスを開始します ～お台場までの移動がさらに便利に～ | ｋｍモビリティサービスからのお知らせ」. https://www.km-bus.tokyo/news/archives/2686, (参照 24-10-18).

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