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公開：2024-07-30

ThoughtSpotとCData Connect Cloudが製品連携、175以上のSaaSデータにゼロETLでリアルタイム連携可能に

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• ThoughtSpotとCData Connect Cloudが製品連携開始
• 175種類以上のSaaSデータにゼロETLでリアルタイム連携可能
• DWH構築を待たずにデータ分析が可能に

ThoughtSpotとCData Connect Cloudの製品連携によるデータ分析の効率化

CData Software Japan合同会社は、2024年7月29日にクラウドデータ仮想化の『CData Connect Cloud』とソートスポット合同会社が提供するセルフサービスBI『ThoughtSpot』の製品連携を発表した。この連携により、ThoughtSpotからSalesforce、Marketo、ServiceNowなど175種類以上のSaaSデータへのゼロETLでのリアルタイム連携が可能となった。^[1]

ThoughtSpotは検索とAI手動の分析サービスとして多くの企業のデータ活用およびデジタルトランスフォーメーションを支えている。CData Connect Cloudとの連携により、ユーザーはオンプレミスのExcelやCSVデータを使って分析を始めるのと同じ簡単さで、175種類以上のSaaS業務データのリアルタイムデータ分析を開始できるようになった。

この製品連携は、企業のデータ分析ニーズに応えるものとなっている。「もっと多くの業務データを分析に利用したい」、「DWH構築を待たずにデータ分析をはじめたい」という企業のニーズに対応し、ユーザーは簡単な操作でSaaSデータにアクセスし、リアルタイムでデータ分析を行うことが可能となった。

ゼロETLについて

ゼロETLとは、データの抽出（Extract）、変換（Transform）、ロード（Load）プロセスを最小限に抑えるか、完全に排除する手法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• データの移動や変換を最小限に抑え、リアルタイムアクセスを実現
• データパイプラインの構築や維持にかかる時間とコストを削減
• データの鮮度を保ち、より迅速な意思決定を支援

ゼロETLアプローチは、従来のETLプロセスに伴う遅延や複雑性を解消し、データの即時利用を可能にする。ThoughtSpotとCData Connect Cloudの連携は、このゼロETL概念を実践し、ユーザーがSaaSデータに直接アクセスしてリアルタイム分析を行うことを可能にしている。

ThoughtSpotとCData Connect Cloudの連携に関する考察

ThoughtSpotとCData Connect Cloudの連携は、データ分析の民主化をさらに推し進める可能性がある。しかし、この新しいアプローチにはデータガバナンスやセキュリティの課題が生じる可能性もある。多様なSaaSデータへの直接アクセスは、データの整合性や機密性の管理をより複雑にする可能性があるだろう。

今後、AIを活用したデータクレンジングや異常検知機能の追加が期待される。これにより、ゼロETLアプローチにおけるデータ品質の担保やセキュリティリスクの軽減が可能になるだろう。また、業界特化型のデータモデルやテンプレートの提供も、ユーザーの分析効率をさらに向上させる可能性がある。

長期的には、この連携がデータサイエンティストやITチームの役割を変化させる可能性がある。データの前処理や統合に費やす時間が減少することで、より高度な分析や戦略的なデータ活用に注力できるようになるだろう。一方で、ビジネスユーザーのデータリテラシー向上も重要な課題となる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「モダンアナリティクスクラウドの『ThoughtSpot』と『CData Connect Cloud』が製品連携を開始 | CData Software Japan 合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000241.000017545.html, (参照 24-07-30).

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