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公開：2024-10-23

現場Hubが1.5億円の資金調達を実施、工事・メンテナンス業界のDX推進に向け事業拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 現場Hubが1.5億円の資金調達を実施
• D4V、UB Ventures、somebuddyが引受先
• 工事・メンテナンス業界のDXを推進

現場Hub株式会社のプレシリーズAラウンド資金調達

現場Hub株式会社は工事・メンテナンス会社向け業務管理システム『現場Hub』を開発・提供する企業として、D4Vをリード投資家として2024年10月22日に1億5000万円の資金調達を実施した。UB VenturesとsomebuddyからもプレシリーズAラウンドとして資金を調達し、累計調達額は約2億7000万円となっている。^[1]

工事・メンテナンス業界は深刻な高齢化と人手不足の課題に直面しており、業界特有の業務フローや事業者の高齢化によってデジタルツールの導入ハードルが依然として高い状況が続いていた。現場Hubは創業以来、転記・報告業務の工数を9割削減するなど業務効率と付加価値の向上を実現し、多くのユーザー企業からの支持を獲得している。

今回の資金調達により、現場Hubはプロダクトのさらなる機能強化や事業機会の拡大、人材獲得を加速させる方針を打ち出した。また10月18日には東京都渋谷区のフォーラム渋谷神泉7階に本社を移転し、増員に向けた体制を整えている。

資金調達の概要まとめ

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プレシリーズAラウンドについて

プレシリーズAラウンドとは、スタートアップ企業の資金調達段階において、シードラウンドとシリーズAラウンドの間に位置する資金調達ラウンドのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 製品・サービスの開発完了後の事業拡大期に実施
• 事業の成長性や将来性を評価した投資判断
• 次のシリーズAラウンドに向けた経営基盤強化

現場Hub株式会社の場合、工事・メンテナンス業界における業務効率化ニーズの高まりを背景に、業務管理システムの開発・提供を通じて急速な成長を遂げている。今回のプレシリーズAラウンドでは、D4VやUB Venturesなど複数の投資家から資金を調達し、プロダクト強化や人材獲得を通じた更なる事業展開を目指している。

現場Hub株式会社の資金調達に関する考察

工事・メンテナンス業界に特化した業務管理システムの開発という明確な方向性と、転記・報告業務の工数を9割削減するという具体的な成果は、投資家からの高い評価につながったと考えられる。業界特有の課題に対するソリューションを提供し、実際の業務効率化を実現している点は大きな強みとなっているだろう。

一方で今後の課題として、急速な事業拡大に伴う組織体制の整備や人材の確保、さらなる機能開発に向けた技術力の向上が挙げられる。特に工事・メンテナンス業界特有の業務フローへの対応や、高齢の事業者でも使いやすいインターフェースの実現には、継続的な改善と開発が必要となるはずだ。

業界全体のDX推進という観点では、現場Hubのような使いやすいシステムの普及が鍵を握っている。今回の資金調達を通じた事業基盤の強化により、より多くの工事・メンテナンス会社への導入が進み、業界全体の生産性向上につながることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「現場Hub、プレシリーズAラウンドの資金調達を実施 累計調達額は2.7億円に | 現場Hub株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000119417.html, (参照 24-10-23).

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