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【CVE-2024-49243】WordPress用dynamic elementor addonsに重大な脆弱性、情報漏洩やDoS攻撃のリスクが判明

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • dynamic elementor addonsに深刻な脆弱性が発見
  • 信頼できない制御領域からの機能組み込みの問題
  • 情報取得や改ざん、DoS攻撃のリスクが存在

WordPress用dynamic elementor addonsの重大な脆弱性

jonvincentmendozaが開発したWordPress用プラグインdynamic elementor addons 1.0.0において、信頼できない制御領域からの機能組み込みに関する重大な脆弱性が2024年10月18日に発見された。この脆弱性は【CVE-2024-49243】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは信頼できない制御領域からの機能の組み込み(CWE-829)とPHPリモートファイルインクルージョン(CWE-98)に分類されている。[1]

CVSSv3による深刻度基本値は8.8と重要度が高く評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。また攻撃に必要な特権レベルは低く設定されており、利用者の関与は不要とされているため、比較的容易に攻撃が実行される可能性が高いと判断されている。

この脆弱性が悪用された場合、情報の取得や改ざん、さらにはサービス運用妨害(DoS)状態に陥る可能性があることが指摘されている。影響の想定範囲に変更はないものの、機密性、完全性、可用性のいずれへの影響も高いと評価されており、早急な対策が必要とされる状況だ。

dynamic elementor addonsの脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受けるバージョン 1.0.0およびそれ以前
脆弱性の種類 信頼できない制御領域からの機能組み込み、PHPリモートファイルインクルージョン
CVSSスコア 8.8(重要)
攻撃条件 ネットワーク経由、低い複雑さ、低い特権レベル
想定される影響 情報取得、改ざん、サービス運用妨害

リモートファイルインクルージョンについて

リモートファイルインクルージョンとは、Webアプリケーションにおける深刻な脆弱性の一つで、攻撃者が外部から悪意のあるファイルを読み込ませることが可能になる問題のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 外部サーバーから任意のコードを実行可能
  • サーバー側で高い権限でコードが実行される
  • システム全体に重大な影響を及ぼす可能性がある

本脆弱性はCVE-2024-49243として識別され、WordPress用プラグインdynamic elementor addonsに存在することが確認された。CVSSスコアが8.8と高く評価されており、攻撃条件の複雑さが低いことから、早急な対応が必要とされている。

dynamic elementor addonsの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、広く利用されているプラットフォームだけに影響が大きく深刻な問題となる可能性が高い。特にdynamic elementor addonsの脆弱性は、攻撃条件の複雑さが低く特権レベルも低いため、攻撃者にとって比較的容易な攻撃対象となる可能性が高いだろう。

今後はプラグイン開発者がセキュリティ対策をより重視し、コードレビューや脆弱性診断を徹底することが求められる。特にファイルインクルージョン機能を実装する際は、入力値の検証やサニタイズ処理を厳密に行うべきだ。

将来的にはWordPressのプラグイン審査プロセスをより厳格化し、セキュリティチェックを強化することが望まれる。プラグインの開発者コミュニティとセキュリティ研究者の連携を深め、脆弱性の早期発見と対策の共有を促進する仕組みづくりが重要である。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010905 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010905.html, (参照 24-10-24).

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