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【CVE-2024-9382】rocketthemeのWordPressプラグインgantry 4.1.21にXSS脆弱性、情報漏洩のリスクに警戒

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインgantryにXSS脆弱性を発見
  • CVSS v3基本値6.1の警告レベルの脆弱性
  • 情報取得や改ざんのリスクあり早急な対応が必要

WordPressプラグインgantry 4.1.21のXSS脆弱性

rocketthemeは2024年10月18日、WordPressプラグインgantry 4.1.21およびそれ以前のバージョンにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-9382】として識別されており、CVSS v3による基本値は6.1で警告レベルに分類されている。[1]

攻撃に必要な特権レベルは不要であり、攻撃条件の複雑さは低いとされているが利用者の関与が必要とされている。影響の想定範囲には変更があり、機密性と完全性への影響は低いものの、不正なスクリプトの実行により情報の取得や改ざんの可能性が指摘されている。

このXSS脆弱性の影響を受けるシステムはrocketthemeのgantry 4.1.21およびそれ以前のバージョンに限定されており、早急な対策が推奨されている。特に機密情報を扱うWordPressサイトを運営している場合、攻撃者による情報漏洩や改ざんのリスクを軽減するため、パッチの適用を検討する必要があるだろう。

gantryの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-9382
CVSS基本値 6.1(警告)
影響を受けるバージョン gantry 4.1.21以前
攻撃条件 特権レベル不要、攻撃条件の複雑さ低
想定される影響 情報取得、情報改ざん

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、サイト閲覧者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずに出力される
  • 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
  • Cookie情報の窃取やセッションハイジャックのリスクあり

WordPressプラグインgantryで発見された脆弱性は、特権レベルが不要で攻撃条件の複雑さも低いため、悪用される可能性が高いと判断されている。CVSSスコアは6.1と警告レベルに分類されており、機密性と完全性への影響が指摘されているため、早急な対策が必要とされている。

gantryの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は継続的に発見されており、gantryのXSS脆弱性もその一例として注目に値する。特に攻撃条件の複雑さが低く特権も不要という点は、攻撃者にとって魅力的なターゲットとなる可能性が高いため、運営者は迅速なアップデートとセキュリティ対策の徹底が求められるだろう。

今後はWordPressプラグインのセキュリティ審査をより厳格化し、脆弱性の早期発見と対策が重要となってくる。特にXSS脆弱性は情報漏洩やサイト改ざんにつながる可能性が高いため、プラグイン開発者はセキュアコーディングの徹底とユーザー入力値の適切なサニタイズ処理を実装する必要があるだろう。

また、WordPressサイト運営者はプラグインの更新状況を定期的に確認し、未対応の脆弱性が存在する場合は代替プラグインへの移行を検討することも重要だ。セキュリティ対策の強化と運用管理の効率化を両立させることが、今後のWordPressエコシステムの発展につながるはずである。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010892 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010892.html, (参照 24-10-24).

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