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日本金属が第11回メタルジャパンで最新の金属加工技術を披露、カーボンニュートラル実現に向けた新素材を提案

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

日本金属が第11回メタルジャパンで最新の金属加工技術を披露、カーボンニュートラル実現に向けた新素材を提案

PR TIMES より


記事の要約

  • 日本金属が第11回メタルジャパンに高機能金属製品を出展
  • マグネシウム合金圧延材や帯鋼製品を2024年10月に展示
  • カーボンニュートラル実現に向けた新素材を提案

日本金属の新素材技術によるカーボンニュートラルへの取り組み

日本金属株式会社は2024年10月29日から31日にかけて、幕張メッセで開催される第11回メタルジャパン高機能金属展に高機能マグネシウム合金圧延材とステンレス鋼帯、極薄電磁鋼帯、加工品製品を出展することを発表した。日本マグネシウム協会と特殊鋼倶楽部の2つのブースで最新の金属加工技術を披露することになる。[1]

高機能なマグネシウム合金圧延材は新開発のZA系新合金を採用することで室温成形性と熱伝導率を両立させており、さらにポストリチウムイオン電池として期待される銅添加マグネシウム合金の展示も行われる。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)との複合材料開発にも注力している。

ステンレス鋼帯では電池部材向けの製品群として導電コートや絶縁コートを施した製品を展開し、低接触抵抗を実現したL・Core仕上げも注目を集めている。極薄電磁鋼帯においては板厚0.1mm未満の製品を国内唯一で提供することで、モーターの小型化と高効率化に貢献している。

日本金属の展示製品まとめ

項目 詳細
開催期間 2024年10月29日~31日
展示場所 日本マグネシウム協会ブース(3ホール14-52)、特殊鋼倶楽部ブース(3ホール13-46)
主要展示製品 ZA系新マグネシウム合金、銅添加マグネシウム合金、Mg/CFRP複合板
電池部材製品 ステンレス箔、L・Core、導電コート、絶縁コート、タブリード異形条
モーター用製品 無方向性極薄電磁鋼帯STseries
展示会の詳細はこちら

マグネシウム合金圧延材について

マグネシウム合金圧延材とは、実用金属の中で最も軽量でありながら金属としての強度も兼ね備えた素材のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 実用金属中最軽量の素材特性
  • 高い室温成形性と熱伝導率を実現
  • 二次電池の負極材として活用可能

日本金属の開発したZA系新マグネシウム合金圧延材は、従来の課題であった室温での成形性と熱伝導率を両立させることに成功した画期的な素材だ。この技術革新により、パソコンやスマートフォン、医療機器など幅広い製品分野での軽量化と性能向上が期待できる。

マグネシウム合金圧延材技術に関する考察

マグネシウム合金圧延材の新技術開発は、軽量化と高性能化の両立という製造業における重要課題の解決に大きく貢献する可能性を秘めている。特に電気自動車やモバイルデバイスの分野では、軽量化による省エネルギー効果とバッテリー性能の向上が期待できるため、カーボンニュートラルの実現に向けた重要な技術革新となるだろう。

一方で、マグネシウムは反応性が高く、製造工程での安全管理や表面処理技術の確立が今後の課題として挙げられる。さらに、従来の金属材料からの置き換えにあたっては、コスト面での競争力確保も重要な検討事項だ。

将来的には、AI技術を活用した材料設計の最適化や、リサイクル技術の確立により、より環境負荷の低い製造プロセスの実現が求められる。日本金属には、産学連携を通じた研究開発の加速と、グローバル市場でのプレゼンス向上に期待が集まっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「圧延・加工技術でカーボンニュートラルの実現に貢献する日本金属「第11回メタルジャパン 高機能金属展(東京展)」に出展 | 日本金属株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000063791.html, (参照 24-10-24).

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