公開:

スペクトラム社が新PCIeインタフェースAWGカードを発表、最大10GS/sのサンプリングレートと2.5GHzの帯域幅を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • スペクトラム社がPCIeインタフェースAWGカードを発表
  • 最大10GS/sのサンプリングレートと2.5GHzの帯域幅を実現
  • 8GSamplesの大容量オンボードメモリを搭載

PCIeインタフェースAWGカードのフラッグシップシリーズ発表

スペクトラム社は2024年10月23日、PCIeインタフェース任意波形生成器カードのフラッグシップシリーズをリリースした。新シリーズは最大10GS/sのサンプリングレートと2.5GHzの帯域幅を実現し、16bitの垂直分解能により高純度で低歪みの高周波任意波形をPCから直接生成することが可能になっている。[1]

新シリーズの各カードには最大8GSamplesの大容量オンボードメモリが搭載され、16レーンのGen3 PCIeバスにより10GB/sという高速データ転送を実現している。FIFOモードによる波形生成により、ほぼ無限の波形生成が可能になり、SCAPPドライバーパッケージを追加することでGPUとの直接FIFOストリーミングも実現できるようになった。

マルチチャンネルシステムの構築も可能で、Star-Hubクロックおよびトリガの同期モジュールを使用することで最大8枚のカードを接続できる。これにより、最大16チャンネルで5GS/s、あるいは最大8チャンネルで10GS/sの完全に同期した出力レートを実現している。

新フラッグシップAWGシリーズの仕様まとめ

項目 詳細
最大サンプリングレート 10GS/s
帯域幅 最大2.5GHz
垂直分解能 16bit
オンボードメモリ 最大8GSamples(16GB)
データ転送速度 最大10GB/s
出力振幅 50Ωで±500mV、高インピーダンスで±1.0V
製品の詳細はこちら

FIFOストリーミングについて

FIFOストリーミングとは、First In First Outの原理に基づくデータ転送方式のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • データを連続的に送受信可能な転送方式
  • メモリ使用効率の最適化が可能
  • リアルタイムデータ処理に適している

PCIeインタフェースAWGカードでは、FIFOモードによる波形生成により、オンボードメモリの容量を超える長時間の波形出力が可能になっている。GPUとの直接FIFOストリーミングにより、波形生成プロセスをさらに高速化し、より複雑な波形パターンのリアルタイム生成を実現できる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「スペクトラム社がPCIeインタフェースAWGカードのフラッグシップシリーズを発表 | Spectrum Instrumentation GmbHのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000095734.html, (参照 24-10-24).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧
「ハードウェア」に関するニュース
「ハードウェア」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。