スペシャライズドがTurbo Vado SL 2 Carbonを発表、世界限定250台のe-bikeが日本でも発売へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

スペシャライズドがTurbo Vado SL 2 Carbonを発表
世界限定250台のForward 50 Collectionが登場
価格は990,000円で日本でも販売開始

スペシャライズドが新型e-bikeを発表

スペシャライズド・ジャパンは、クロスバイクe-bike「Turbo Vado SL 2 Carbon」を2024年10月に発表した。新型モデルはドライブユニット、バッテリー、フレームのすべてが一新され、世界限定250台の特別モデル「Turbo Vado SL 2 Carbon LTD - Forward 50 Collection」として日本市場に投入される。^[1]

世界最高のアスリートからヒントを得たカーボンフレームと極上のスムースなライドを実現するFuture Shock 3.2サスペンションを採用することで、従来モデル以上の走行性能を実現している。ライダーの意思を汲み取って操作につなげるエルゴノミックなポジションと超軽量で驚くほど自然にパワーを生む電動モーターを備えており、車体重量は14.9kgを達成した。

新型のSpecialized SL 1.2システムは最大パワー320Wを発揮し、1回の充電で最長5時間の航続を可能にしている。オプションの160Whレンジエクステンダーバッテリーを使用すれば、走行可能時間を6時間以上にまで延長することができ、長距離ライドにも対応可能だ。

Turbo Vado SL 2 Carbonの主要スペック

項目	詳細
車体重量	14.9kg (Mサイズ)
モーター出力	最大320W (Specialized SL 1.2システム)
航続時間	最長5時間 (レンジエクステンダー使用時は6時間以上)
バッテリー容量	520Wh (レンジエクステンダー160Wh)
サスペンション	Future Shock 3.2 (20mmトラベル)
限定台数	世界250台

Future Shockサスペンションについて

Future Shockサスペンションとは、ステムとヘッドチューブの間に搭載された革新的なサスペンションシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

20mmのトラベル量で路面からの振動を効果的に吸収
操作性と快適性を両立する特許取得済みの機構
舗装路とグラベル両方に対応する優れた汎用性

Future Shock 3.2は、Turbo Vado SL 2 Carbonに搭載された最新世代のサスペンションシステムである。従来モデルと比較してヘッドアングルが寝かされ、47mm幅の太いタイヤと組み合わさることで、あらゆる路面状況でより安定した走行を実現することが可能になっている。

Turbo Vado SL 2 Carbonに関する考察

カーボンフレームの採用とバッテリー技術の進化により、14.9kgという軽量化を実現したことは特筆に値する。この軽量化によって、電動アシストを使用しない状況でも扱いやすい車体特性を持ち、通常の自転車としての走行性能も向上している。

盗難対策としてAppleの「探す」機能とTurboシステムロックを標準搭載したことは、高価なe-bikeのセキュリティ面での不安を解消する優れた取り組みだ。ただし、これらのデジタル機能が経年劣化やソフトウェアの更新によって使用できなくなるリスクについても考慮が必要になるだろう。

将来的な発展として、バッテリー容量のさらなる向上や充電時間の短縮が期待される。また、カーボンフレームの採用による価格上昇は避けられない課題であり、より手頃な価格帯のモデル展開も検討する必要があるだろう。

参考サイト

^ Specialized.com. 「Turbo Vado SL 2 Carbon LTD - Forward 50 Collection」. https://www.specialized.com/jp/ja/p/4273892, (参照 24-10-24).
Apple. https://www.apple.com/jp/

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