オムロンがCVE採番機関として認定を取得、製品・サービスのセキュリティ対策が強化へ
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記事の要約
- オムロンがCVE採番機関として認定を取得
- 製品・サービスの脆弱性情報への迅速な対応が可能に
- 脆弱性情報の収集と対策を専門チームPSIRTが担当
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オムロンのCVE採番機関認定取得によるセキュリティ強化
オムロン株式会社は、セキュリティの脆弱性に関する国際的な取り組みであるCVEプログラムにおいて、CVE採番機関として2024年10月24日に認定を取得した。製品セキュリティポリシーを定め本社および各事業部と連携した体制を整えることで、製品・サービスのセキュリティに対応している。[1]
専門チームとしてオムロンPSIRTを組織し、専用窓口の設置や外部機関との連携を通じて脆弱性情報を広く収集している。脆弱性が発見された場合には、対策を速やかに講じて製品・サービスのリスク低減に努めている。
CNA認定の取得により、オムロングループの製品・サービスに影響を与える脆弱性に対して自社でCVE IDを採番することが可能になった。これにより情報公開のスピードが向上し、より迅速な脆弱性対応が実現できるようになっている。
CNA認定取得の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
認定機関名 | オムロン株式会社 |
認定内容 | CVEプログラムにおけるCVE採番機関(CNA) |
認定取得日 | 2024年10月24日 |
主な対象 | オムロングループの製品・サービスに影響を与える脆弱性 |
体制 | オムロンPSIRTによる専門チーム制 |
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PSIRTについて
PSIRTとは、Product Security Incident Response Teamの略称で、製品やサービスに対するセキュリティインシデントへの対応を行う組織やチームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 製品・サービスのセキュリティ脆弱性の収集と分析
- 脆弱性情報の一元管理と迅速な対応
- 外部機関との連携による情報共有体制の構築
オムロンのPSIRTは専用窓口を設置し外部機関と連携しながら脆弱性情報を広く収集している。発見された脆弱性に対しては速やかに対策を講じ、製品・サービスのセキュリティリスク低減に取り組んでいる。
CNA認定に関する考察
オムロンのCNA認定取得は、製品・サービスのセキュリティ対策強化において重要な一歩となっている。特に自社でCVE IDを採番できるようになったことで、脆弱性情報の公開までのリードタイムが大幅に短縮され、顧客への迅速な情報提供が可能になったのだ。
今後の課題として、CVE IDの採番基準の適切な設定やグローバルでの情報共有体制の整備が挙げられる。PSIRTの体制強化や外部機関との連携をさらに深めることで、より効果的な脆弱性対応が実現できるだろう。
長期的な展望として、業界全体のセキュリティ水準向上への貢献が期待される。オムロンの取り組みが他社の参考事例となり、製造業全体のセキュリティ対策の底上げにつながることを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「セキュリティ脆弱性のCVE採番機関に認定 | オムロン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000120244.html, (参照 24-10-25).
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