ビクセンがセレストロン製スマート望遠鏡Origin Intelligent Home Observatoryを発売、AIを活用した天体撮影機能で観測体験が進化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

セレストロン製スマート望遠鏡の新製品を発売
AIを活用した天体撮影機能を搭載
スマートフォンから遠隔操作が可能に

セレストロン製Origin Intelligent Home Observatoryで天体観測が進化

株式会社ビクセンは天体観測・撮影をより手軽に体験できるセレストロン製スマート望遠鏡「Origin Intelligent Home Observatory」を2024年10月31日に発売する予定だ。152mm RASA光学系を採用し、F2.2という明るい光学設計により淡い星雲や星団・銀河の姿を素早く鮮明に捉えることが可能になっている。^[1]

AIアルゴリズムを活用することで、15秒程の露出時間の画像を複数枚重ねることにより長時間撮影したような美しい天体画像を生成することが可能となった。StarSenseテクノロジーによって自動で星空を撮影し基準となる星を認識するため、電源を入れてスマートフォンとWiFi接続するだけの簡単な操作でセットアップが完了する。

撮影した画像はスマートフォンやタブレットに表示されるだけでなく、RAW画像としてUSBメモリに保存することが可能だ。望遠鏡を屋外に設置し室内からスマートフォンで操作できるため、寒い夜間の撮影時も快適に天体観測を楽しむことができる。

Origin Intelligent Home Observatoryの仕様まとめ

項目	詳細
発売日	2024年10月31日
光学系	152mm RASA（F/2.2）
センサー	Sony IMX178LQJ、カラー、裏面照射型
視野	1.27° x 0.85°
重量	総重量18.87kg

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RASAについて

RASAは「Rowe-Ackermann Schmidt Astrograph」の略称で、セレストロン社が開発した天体画像撮影に特化した光学系のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

シュミットカセグレン光学系の製造技術を活用
F2.2という明るい光学設計を実現
結露を防ぐ全自動ヒーターを装備

RASAは天体画像撮影専用の光学系として設計されており、淡い星雲や星団・銀河の撮影に最適化されている。Origin Intelligent Home Observatoryに搭載されているRASAは152mmの口径を持ち、優れた集光力と広い視野角を両立することで、天体写真愛好家のニーズに応えることが可能となっている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「天体観測・撮影をより手軽に体験できるセレストロン製スマート望遠鏡「Origin Intelligent Home Observatory」を10月31日（木）に発売 | 株式会社ビクセンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000134758.html, (参照 24-10-25).
Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
Sony. https://www.sony.jp/

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