クロスキャットが上智大学と連携し単位取得型インターンシップを実施、データサイエンス教育の実践的アプローチを強化

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

クロスキャットが上智大学と連携し単位取得型インターンシップを実施
大学院生がCC-BizMateの勤怠データを分析し新機能を提案
IT人材育成に向けた教育支援の取り組みを推進

クロスキャットと上智大学の産学連携によるデータサイエンス教育

株式会社クロスキャットは、上智大学大学院の「応用データサイエンス学位プログラム」向けに単位取得型インターンシップを実施した。このプログラムは、クロスキャットのデータ利活用の実績やAI技術の知見が評価され、2023年4月に開設された大学院プログラムとの連携として実現した。^[1]

インターンシップは5日間にわたり、クロスキャットの自社開発製品「CC-BizMate」の勤怠データを分析し、新機能の提案までを行うという実践的な内容で構成された。参加した大学院生2名は、クロスキャットのデータサイエンティストの指導のもと、実データの分析に取り組み、最終日には成果発表と具体的なフィードバックを受けた。

このプログラムを通じて、学生たちは実務におけるデータ分析の難しさや、授業で得た知識をアウトプットすることの重要性を実感した。クロスキャットは今後もIT人材育成に向けた教育支援を継続し、サステナビリティの取り組みを推進していく方針だ。

	インターンシップ概要	学生の学び	クロスキャットの取り組み
内容	CC-BizMateの勤怠データ分析	実データ分析の難しさ	IT人材育成支援
期間	5日間	知識のアウトプットの重要性	サステナビリティ推進
特徴	実践的なデータ分析	データサイエンスの学習意欲向上	産学連携の強化

応用データサイエンス学位プログラムについて

応用データサイエンス学位プログラムとは、上智大学大学院が2023年4月に開設した修士課程のプログラムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

理論と実務の架け橋をキーワードとした実践的なカリキュラム
経済学・理工学・地球環境学の3研究科が連携した横断型プログラム
データサイエンスの知見を活用した社会課題解決能力の育成

このプログラムは、学術的な専門知識とそれを実社会で応用・展開する実践力を併せ持つ実務家の育成を目指している。社会の急速な変化に対応し、データサイエンスの知見によって課題を解決できる人材の育成に向けて、複数の研究科が連携することで、より幅広い視点からのアプローチが可能となっている。

産学連携型インターンシップに関する考察

産学連携型インターンシップの実施により、大学院生の実践的スキル習得が促進される一方で、企業側の受け入れ体制や指導方法の標準化が課題となる可能性がある。特に、データサイエンス分野では技術の進歩が速いため、企業側も常に最新の知識やスキルを更新し、適切な指導を行える人材を確保する必要があるだろう。

今後は、インターンシップの期間をより長期化し、複数の企業や業界でのローテーション型プログラムの導入が期待される。これにより、学生はより多様な実務経験を積むことができ、業界全体の課題や傾向を俯瞰的に理解する機会が得られるはずだ。同時に、企業間の連携を強化することで、より実践的かつ包括的なデータサイエンス教育プログラムの開発につながる可能性もある。

また、インターンシップでの成果を学術研究にフィードバックする仕組みの構築も重要だ。実務での発見や課題を学術的に分析し、新たな理論や手法の開発につなげることで、産学連携の相乗効果が期待できる。このような取り組みを通じて、日本のデータサイエンス教育の質が向上し、グローバル競争力の強化につながることを期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「上智大学に協力し、大学院における「応用データサイエンス学位プログラム」向けに単位取得型インターンシップを実施 | 株式会社クロスキャットのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000025288.html, (参照 24-08-01).

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