経済

ECONOMY

公開：2024-10-26

エミレーツ航空がドバイ経済への貢献度を発表、2030年までにGDP貢献度が32%に拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エミレーツ航空が経済効果に関する報告書を発表
• 2023年のドバイGDPの27%を航空業界が支援
• 2030年までにGDP貢献度は32%に拡大見込み

エミレーツ航空のドバイ経済への貢献が拡大

エミレーツ航空とドバイ・エアポーツは2024年10月24日、航空業界がドバイのGDPの27%を占める1,370億ディルハムの経済効果をもたらしたことを発表した。航空業界は63万人を超える雇用を創出し、観光による間接的な経済効果は430億ディルハムに達している。^[1]

ドバイ・ワールド・セントラル - アル・マクトゥーム国際空港の新旅客ターミナルは、1,280億ディルハムを投じて拡張工事が進められており、完成後は年間2億6,000万人の旅客を受け入れることが可能となる。アル・マクトゥーム国際空港の拡張により、2030年には61億ディルハムのGDP貢献と13万2,000人の雇用創出が見込まれている。

航空業界が促進した観光による経済効果は、2023年に430億ディルハムのGVAを生み出し、32万9,000人の雇用を支援した。観光客は平均3.8泊滞在し、1人あたり4,300ディルハムを消費しており、2030年までにGDPの10%に相当する630億ディルハムの経済効果が予測されている。

ドバイ航空業界の経済効果まとめ

GVA（粗付加価値）について

GVAとは、雇用者所得と利払い前・税引き前・減価償却前利益（EBITDA）の合計を指す概念であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 売上高から中間投入コストを差し引いた付加価値を表す
• 企業の実質的な経済貢献度を測定する指標
• GDPとの密接な関連性を持つ経済指標

エミレーツ航空とドバイ・エアポーツの航空事業は、2023年に1,370億ディルハムのGVAをドバイ経済にもたらした。GVAの算出には直接的な経済活動に加え、サプライチェーンを通じた間接的効果や従業員の消費による誘発効果も含まれており、航空業界の包括的な経済貢献を示している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エミレーツ航空、最新報告書が示すドバイ経済への重要な貢献を発表 | エミレーツ航空のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000052636.html, (参照 24-10-26).

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