三井不動産レジデンシャルらが総武線沿線最大級の複合開発プロジェクトを始動、全674戸の大規模タワーマンションの販売開始へ

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

総武線沿線最大級の複合開発プロジェクトを開始
29階建て674戸の大規模タワーマンションを計画
2026年12月下旬竣工予定で第一期販売が始動

リーフシティ市川の大規模タワーマンション計画が始動

三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンスは、京葉ガスが進める複合開発「リーフシティ市川」内に誕生する「リーフシティ市川ザ・タワー」の第一期販売を2024年11月2日より開始することを発表した。総武線沿線最大級となる約3.7haの敷地に建設される全674戸の大規模タワーマンションで、JR市川駅から徒歩7分という好立地に位置するプロジェクトだ。^[1]

リーフシティ市川ではタワーマンションの建設に加えて、商業施設や地域住民向けの中央広場、運動場などの都市機能を集約し、多世代型の複合開発を実現する計画が進められている。また京葉ガス供給エリアでは新築分譲マンション初となる「カーボンオフセット都市ガス」の供給を予定しており、環境に配慮した街づくりも推進するだろう。

タワーマンションの魅力として、27階に設けられた「スカイラウンジ」からは東京スカイツリーや富士山、市川市民納涼花火大会などの眺望を楽しめる特徴がある。また1階には「BIG LIVING」をコンセプトとした「エントランスラウンジ」を設置し、「ワーキングラウンジ」や「キッズスペース」とシームレスにつながる空間を創出している。

リーフシティ市川ザ・タワーの概要まとめ

項目	詳細
所在地	千葉県市川市市川南2丁目89番1他
交通	JR総武本線「市川」駅徒歩7分
構造・規模	鉄筋コンクリート造地上29階建
総戸数	674戸（他に保育施設1区画）
間取り	1LDK～4LDK
専有面積	42.70m²～129.90m²
予定販売価格	3,800万円台～19,600万円台

リーフシティ市川ザ・タワーの詳細はこちら

カーボンオフセット都市ガスについて

カーボンオフセット都市ガスとは、都市ガスのライフサイクルで排出される温室効果ガスをカーボンクレジットで相殺する仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

温室効果ガスの削減に貢献可能な都市ガス供給システム
京葉ガス供給エリアの新築分譲マンションで初採用
カーボンクレジットによる環境負荷の軽減を実現

リーフシティ市川ザ・タワーではカーボンオフセット都市ガスの採用に加え、断熱性能の向上と高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネを実現するBELS認証における「ZEH-M Oriented」の取得を予定している。また実質再生可能エネルギー100%の一括受電システムも採用され、環境に配慮した住環境が整備されている。

リーフシティ市川の大規模開発に関する考察

リーフシティ市川の開発では、タワーマンションを中心とした住宅供給だけでなく、商業施設や広場、運動場など多彩な都市機能を集約することで、地域全体の価値向上に貢献する可能性が高い。特に中央広場や運動場は地域住民にも開放される計画で、新旧住民の交流を促進し、コミュニティの活性化につながることが期待されるだろう。

一方で、大規模開発に伴う周辺地域への影響や、インフラ整備の課題も考えられる。特に市川駅周辺の交通量増加や、商業施設開業後の既存商店街への影響など、地域全体のバランスを考慮した開発の進め方が重要になってくるだろう。

今後は環境配慮型の街づくりをさらに推進し、カーボンオフセット都市ガスなどの先進的な取り組みを他の開発プロジェクトにも展開していくことが望まれる。また多世代が共生できるコミュニティ形成に向けて、イベントの開催や住民参加型の取り組みなど、ソフト面での施策も充実させていく必要があるだろう。

参考サイト

^ 三井不動産株式会社. 「総武線沿線最大級の大規模複合開発「リーフシティ市川」内に誕生」. https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/1025_01/download/sumai/20241025_01.pdf, (参照 24-10-26).

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