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【CVE-2024-9947】WordPressプラグインprofilepressに認証の脆弱性、情報漏洩のリスクで緊急対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • profilepress 4.11.2未満に認証の脆弱性が存在
  • 攻撃者により情報取得や改ざんのリスクあり
  • CVSSスコア9.8の緊急度の高い脆弱性

WordPress用プラグインprofilepressの認証脆弱性

properfraction社は、WordPress用プラグインprofilepressのバージョン4.11.2未満に認証に関する深刻な脆弱性が存在することを2024年10月23日に公開した。CVSSスコア9.8と緊急度が高く評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。[1]

本脆弱性は【CVE-2024-9947】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは不適切なデフォルトパーミッション(CWE-276)と不適切な認証(CWE-287)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃に必要な特権レベルは不要で利用者の関与も不要とされており、影響の想定範囲に変更がないとされている。

本脆弱性の影響により、攻撃者によって情報の取得や改ざん、サービス運用妨害(DoS)状態などの被害が想定される。profilepressユーザーは早急にバージョン4.11.2以降へのアップデートを実施し、適切な対策を講じる必要がある。

profilepress 4.11.2未満の脆弱性詳細

項目 詳細
CVSSスコア 9.8(緊急)
脆弱性タイプ 不適切なデフォルトパーミッション、不適切な認証
影響を受けるバージョン profilepress 4.11.2未満
攻撃条件 攻撃元区分:ネットワーク、攻撃条件の複雑さ:低
想定される影響 情報取得、情報改ざん、サービス運用妨害(DoS)

不適切な認証について

不適切な認証とは、システムやアプリケーションにおいて、ユーザーの本人確認プロセスが適切に実装されていない状態のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 認証バイパスによる不正アクセスのリスク
  • パスワードポリシーの不備や脆弱性
  • セッション管理の不適切な実装

profilepress 4.11.2未満のバージョンでは、不適切な認証の実装により攻撃者による情報の取得や改ざんのリスクが存在する。CVSSスコア9.8という高い深刻度が示すように、攻撃条件の複雑さが低く特権も不要なため、早急な対策が必要とされている。

profilepress 4.11.2未満の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者に深刻な影響を及ぼす可能性がある重大な問題として認識する必要がある。特にprofilepressは認証機能を提供するプラグインであり、不適切な認証の脆弱性は情報漏洩やシステム改ざんなど、重大なセキュリティインシデントにつながる危険性が高いだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はセキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が求められる。特に認証機能を扱うプラグインは、OWASPのセキュリティガイドラインに準拠した開発プロセスを確立することで、脆弱性のリスクを最小限に抑えることが望ましい。

WordPress環境のセキュリティ強化には、プラグインの定期的なアップデートと脆弱性情報のモニタリングが不可欠である。プラグイン開発者には、セキュリティアップデートの迅速な提供と、ユーザーへの適切な情報開示が期待されるだろう。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011166 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011166.html, (参照 24-10-29).

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