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公開：2024-10-30

澁澤倉庫が国内初のロボティクス自動倉庫AirRobを導入、ECフルフィルメント事業の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 澁澤倉庫が国内初のAirRobをECフルフィルメント事業に導入
• 高スループット・高密度保管・自由なレイアウトを実現する自動倉庫システム
• 600トート/時間/ステーションのピッキング処理が可能

AirRobによる物流現場の自動化強化

プラスオートメーション株式会社は、澁澤倉庫の松戸営業所第三倉庫に、国内初となるロボティクス自動倉庫AirRobを2024年10月29日に導入した。AirRobは高スループット・高密度保管・自由なレイアウトを同時に実現する画期的な自動倉庫システムとして、物流現場の効率化に大きな期待が寄せられている。^[1]

澁澤倉庫では既存のt-Sortシステムに加えてAirRobを導入することで、ECフルフィルメントサービスの強化を図っている。複数荷主の一括運用が可能なAirRobの特性を活かし、3PL事業者としての倉庫機能の差別化とバリューアップを実現することが期待できるだろう。

AirRobは従来の自動倉庫と比較してレイアウトの自由度が高く、倉庫スペースを最大限に活用できる特長を持っている。防火区画を跨いだ設置や600トート/時間/ステーションという高速なピッキング処理能力により、物流現場の生産性向上に大きく貢献することが見込まれる。

AirRobの主要機能まとめ

AirRobの詳細はこちら

ECフルフィルメントについて

ECフルフィルメントとは、電子商取引における受注から出荷までの一連の物流業務を包括的に提供するサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 受注処理から在庫管理、出荷作業までの一貫した物流サービス
• 複数の荷主の商品を効率的に管理・運用
• 自動化システムによる作業効率の向上と人件費の削減

澁澤倉庫のECフルフィルメントサービスでは、既存のt-Sortシステムに加えてAirRobを導入することで、高度な自動化と効率的な在庫管理を実現している。RaaSのメリットを活用し、物量の波動やマーケット需要に柔軟に対応できる体制を構築している。

AirRobに関する考察

AirRobの導入により、従来の自動倉庫システムが抱えていた設置場所の制約や運用の複雑さという課題が大きく改善される可能性が高い。特に防火区画を跨いだ設置が可能という特徴は、既存の倉庫施設を最大限に活用できる点で画期的だろう。

今後の課題として、複数荷主の商品を同時に扱う際のシステム連携や運用ルールの確立が挙げられる。これらの課題に対しては、AIを活用した在庫配置の最適化やRFIDなどの識別技術との連携強化が有効な解決策となり得るだろう。

将来的には、AirRobシステムのモジュール化やカスタマイズ性の向上が期待される。物流現場のニーズは多様化しており、より柔軟な対応が可能なシステムへの進化が望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「本邦初「AirRob」を澁澤倉庫のECフルフィルメント事業に導入 | プラスオートメーション株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000051623.html, (参照 24-10-30).

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