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アドバンテックがCXL 2.0対応メモリモジュールSQR-CX5Nを発表、データ集約型アプリケーションのパフォーマンス向上に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

アドバンテックがCXL 2.0対応メモリモジュールSQR-CX5Nを発表、データ集約型アプリケーションのパフォーマンス向上に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • アドバンテックがCXL 2.0対応メモリモジュールを発表
  • データ集約型アプリケーションに最適なメモリ拡張が可能
  • ホットプラグ対応でシステムを停止せずメモリ拡張可能

アドバンテックのCXL 2.0対応メモリモジュールSQR-CX5N

アドバンテックは、次世代のインターコネクト規格CXL 2.0 Type3に対応したメモリモジュール「SQR-CX5N」を2024年10月29日に発表した。このメモリモジュールは、データへの高速アクセスと低遅延を実現し、複数サーバーのCPUやグラフィックアクセラレータのリソースを動的に管理することが可能になっている。[1]

E3.S規格を採用した「SQR-CX5N」は、従来の固定割り当てによる制限を克服し、動的なリソース管理を実現することで、パフォーマンスの向上とコスト削減に貢献している。PCIe 5.0インターフェイスによる高速な相互接続により、1レーンあたり最大32GT/秒の転送速度を実現することが可能だ。

CXL 2.0のメモリプール技術により、同一ラックに設置された複数サーバーのメモリリソースを共有することが可能になり、各サーバーのメモリ使用率の偏りが解消された。ホットプラグに対応しているため、サーバーをシャットダウンすることなくメモリの拡張が可能になっている。

SQR-CX5Nの主な仕様まとめ

項目 詳細
CXL規格 CXL 2.0および CXL 1,1.0準拠 Type 3
インターフェイス PCIe Gen 5.0 32GT/s
メモリ容量 DDR5-5600MT/s 64GB ECCサポート
使用温度範囲 0℃ ~ 70℃
本体サイズ 76(W) x 112.75(L) x 16.80(H) mm
質量 310g
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CXLについて

CXLとは、CPUと各種アクセラレータ、メモリ、その他のデバイス間の高速・低遅延通信を実現するためのオープンな業界標準規格である。大規模なAIトレーニングやHPCなどのデータ集約型アプリケーションに最適化された仕様を持っている。

  • 高速・低遅延な通信を実現する次世代インターコネクト規格
  • 複数デバイス間でのメモリリソースの共有が可能
  • データ集約型アプリケーションに最適化された設計

CXLは特にAIやHPCなどの大規模データ処理において、メモリ帯域幅の拡張とリソースの効率的な活用を可能にする重要な技術である。CXL 2.0では、複数のホストがメモリプールを共有できるようになり、システム全体のリソース効率が大幅に向上することが期待できる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「データ集約型アプリケーションに最適なCXL 2.0対応メモリモジュールを発表 | アドバンテック株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000073476.html, (参照 24-10-30).

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