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公開：2024-10-31

IBMがGuardium Data Security Centerを発表、AIと量子技術に対応したデータ保護機能を統合

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• IBMがデータセキュリティ製品の新製品を発表
• AIと量子技術に対応したセキュリティ機能を統合
• データ保護を統合的に制御可能に

IBM Guardium Data Security Centerによるデータ保護の強化

IBMは2024年10月22日、ハイブリッドクラウドやAI、量子コンピューティングに対応した新製品IBM Guardium Data Security Centerを発表した。このソリューションは組織のデータ資産に関する共通ビューを提供し、データ監視とガバナンス、データとAIのセキュリティ体制管理、暗号管理を単一のダッシュボードで実現している。^[1]

IBM Guardium Data Security CenterにはIBM Guardium AI Securityが搭載されており、生成AIの導入に伴うシャドーAIのリスクから組織を保護する機能が実装された。IBM watsonxなどの生成AI SaaSプロバイダーとの統合により、AIモデルの包括的な管理とセキュリティ強化を実現している。

IBM Guardium Quantum Safeは量子コンピューターによる将来の暗号解読の脅威から重要なデータを保護する機能を提供している。IBMの耐量子計算機暗号アルゴリズムとIBM Researchの専門知識を活用し、企業の暗号セキュリティ体制を包括的に管理することが可能になった。

IBM Guardium Data Security Centerの機能まとめ

シャドーAIについて

シャドーAIとは、組織内で正式に承認されていない未承認のAIモデルやAIシステムのことを指す。以下のような特徴を持っている。

• 組織のセキュリティポリシーを潜在的に違反する可能性
• データガバナンスの範囲外で運用されるリスク
• 機密データの意図しない漏洩の危険性

シャドーAIの検出と管理はIBM Guardium AI Securityの重要な機能の一つとなっている。IBM watsonx.governanceと連携することで、未承認のAIモデルを特定し、適切なガバナンス体制下に置くことで、組織全体のAIセキュリティを強化することが可能になった。

参考サイト

1. ^ IBM Japan Newsroom. 「IBM Japan Newsroom - ニュースリリース」. https://jp.newsroom.ibm.com/2024-10-30-ibm-advances-secure-ai-quantum-safe-technology-with-ibm-guardium-data-security-center, (参照 24-10-31).
2. IBM. https://www.ibm.com/jp-ja

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