アドビがPDFの機能認知度調査を実施、墨消しツールなど主要機能の活用でペーパーレス化を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

アドビがPDFの機能に関する認知度調査を実施
PDFの便利な機能の認知度は平均19.8%と低水準
墨消しツールなど主要な機能の活用を推奨

Adobe Acrobatの機能認知度調査でペーパーレス促進を支援

アドビ株式会社は2024年10月30日にPDFファイルを利用したことがある550名を対象にPDFの機能に関する認知度調査を実施し、その結果を発表した。PDFを核とした文書業務管理のクラウドサービスAdobe Acrobatには30以上の機能が実装されているが、平均正答率は19.8%という低い数値となっている。^[1]

調査の結果によると、最も認知度が低かった機能はタブレットやスマートフォンアプリを使用したPDFの編集機能で、正答率は9.6%にとどまっている。PDFの機密情報を削除する墨消し機能の正答率も13.6%と低く、アドビは機能の認知度向上と活用促進を目指している。

Adobe Acrobatは文書のデジタル化によって、物理的に離れた相手やデバイスの異なる相手と一貫した情報をリアルタイムで共有することが可能となっている。情報の検索性や保管性に優れ、紙文書以上に堅牢なセキュリティを確保できる点も大きな特徴だ。

PDFの機能認知度調査結果まとめ

順位	機能内容	正答率
1位	タブレット・スマートフォンでのPDF編集	9.6%
2位	PDFの機密情報を削除する墨消し	13.6%
3位	無償アプリでのPDFコメント付け	17.8%
4位	地図情報の表示と画像面積の測定	18.7%
5位	PDFでのQRコード生成	19.5%

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墨消しツールについて

墨消しツールとは、PDFファイル内の機密情報を完全に削除するための機能のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

機密情報の完全な削除が可能
文字検索による情報抽出を防止
非表示コンテンツの検索と削除

墨消しツールはPDFを配布する前に非表示情報を完全に削除する機能を備えており、テキストやグラフィックの完全な削除が可能となっている。Adobe Acrobatの調査では墨消しツールの認知度は13.6%と低い水準にとどまっているが、情報セキュリティの観点から重要な機能として位置付けられている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「アドビ、「デジタル月間にペーパーレスを促進する」PDFの便利な機能を紹介　クイズ形式で実施した「PDFの機能に関する認知度調査」の結果を発表 | アドビ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000467.000041087.html, (参照 24-11-01).

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