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キヤノンがEOS VR SYSTEM向け3D映像撮影用レンズRF-S7.8mm F4 STM DUALを発表、近接撮影での高画質3D映像を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • キヤノンが3D映像撮影用レンズRF-S7.8mm F4 STM DUALを発表
  • APS-Cサイズカメラ対応の新レンズを11月中旬に発売
  • Apple Vision Proの空間ビデオに対応した3D映像撮影が可能

キヤノンが新たな3D映像撮影用レンズの発売を発表

キヤノンは3D映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」のラインナップ強化として、APS-Cサイズカメラに対応したRF-S7.8mm F4 STM DUALを2024年11月中旬より発売する予定だ。2つのレンズの間隔を約11.8mmとすることで、被写体までの距離が50cm未満の近接撮影でも高画質な3D映像撮影を実現している。[1]

新製品のRF-S7.8mm F4 STM DUALは、UDレンズ2枚を含む7群9枚のレンズを効果的に配置することで、画面全体での高画質を実現したレンズとなっている。プリズムを用いないレンズ構成により、質量約131gの小型軽量設計を実現し、ステッピングモーターによる二眼連動のAF機構を搭載することで高速かつ高精度なAFを可能にした。

EOS VR SYSTEMには専用アプリケーションが用意され、3D Theater形式での出力に加えて、180度VRフォーマットや360度VRフォーマット、Apple Vision Proの空間ビデオに対応したMV-HEVCフォーマットへの変換が可能となっている。Adobe Premiere Pro用のプラグインでは180度VRフォーマットへの変換にも対応するなど、多彩な視聴フォーマットをサポートしている。

RF-S7.8mm F4 STM DUALの仕様まとめ

項目 詳細
レンズ構成 7群9枚(UDレンズ2枚含む)
画角 63度00分(水平・垂直・対角線)
最短撮影距離 0.15m
最大撮影倍率 0.07倍
本体サイズ 約69.2mm×41.5mm
重量 約131g

ステッピングモーターについて

ステッピングモーターとは、電気パルスを一定の角度の回転に変換する電動機で、精密な位置制御が可能なモーターのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • デジタル制御による高精度な位置決め
  • 低速から高速まで安定した回転制御
  • コンパクトで高いトルクを実現

ステッピングモーターはRF-S7.8mm F4 STM DUALにおいて、二眼連動のAF機構の駆動源として採用されており、高速で正確なオートフォーカス制御を実現している。このモーターの採用により、一般的なRFレンズと同様の操作感で快適な撮影が可能となり、クリエイターの創造的な映像制作をサポートしている。

参考サイト

  1. ^ Canon. 「3D撮影用レンズ“RF-S7.8mm F4 STM DUAL”を発売|キヤノンMJグループ」. https://corporate.canon.jp/newsrelease/2024/pr-1030c, (参照 24-11-01).
  2. Apple. https://www.apple.com/jp/

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