ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2024-11-01

MicrosoftがOneNote for MacとiPadのMeeting Details機能を刷新、会議ノート作成の効率が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• OneNote for MacとiPadでMeeting Details機能が刷新
• カレンダーから会議を自動検出し1クリックで挿入可能
• リフレッシュ機能で会議コンテンツを自動更新

OneNote for MacとiPadのMeeting Details機能が大幅アップデート

MicrosoftはOneNote for MacとiPadのMeeting Details機能を刷新し、2024年10月30日に公開した。新機能ではカレンダーから会議を自動検出し、ワンクリックでノートに会議の詳細を挿入できるようになり、会議ノートの作成効率が大幅に向上している。^[1]

Meeting Details機能は会議前にノートページに追加しておくことで、会議中に生成された録画やトランスクリプションなどのコンテンツを自動的に取り込むことが可能になった。ページ下部のリフレッシュボタンをクリックするだけで、最新の会議コンテンツが自動的に更新されるようになっている。

OneNote for MacとiPadの新機能は、Microsoft 365 Insidersプログラムのユーザーを対象にVersion 16.88から利用可能となっている。ただしTeams PremiumまたはCopilotライセンスがないと、AI生成された会議コンテンツの追加機能は利用できないという制限が存在する。

Meeting Details機能の制限事項まとめ

Loopコンポーネントについて

Loopコンポーネントとは、リアルタイムでの共同編集が可能なMicrosoft 365の新しいコラボレーション機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数のアプリケーション間でコンテンツを同期可能
• リアルタイムでの共同編集をサポート
• Teams、Outlook、OneNoteなどで利用可能

現在のOneNote for MacとiPadではLoopコンポーネントの表示に対応していないため、これらの機能を利用するにはOneNote for WindowsまたはOneNote for Webを使用する必要がある。Microsoftは今後のアップデートでプラットフォーム間の機能格差を解消していく方針を示している。

OneNote Meeting Details機能に関する考察

OneNoteのMeeting Details機能の刷新により、会議ノートの作成と管理が効率化されることは間違いない。特にMacとiPadユーザーにとって、Windows版に近い機能が提供されることで、クロスプラットフォームでの一貫した作業環境が実現されることは大きな進歩となるだろう。

ただし、サードパーティーのカレンダーや共有カレンダーに対応していない点は、特に複数のカレンダーサービスを併用している組織にとって課題となる可能性がある。Microsoftには今後、より広範なカレンダーサービスとの連携を実現し、柔軟な運用を可能にすることが求められるだろう。

AI機能の利用にTeams PremiumやCopilotライセンスが必要な点も、中小企業にとってはハードルとなる可能性が高い。しかしAIを活用した会議支援は今後ますます重要になると予想されるため、より手の届きやすいライセンス体系の整備が望まれる。

参考サイト

1. ^ Microsoft Teams Blog. 「Refreshing the Meeting Details experience in OneNote for Mac and iPad」. https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-insider-blog/refreshing-the-meeting-details-experience-in-onenote-for-mac-and/ba-p/4282286, (参照 24-11-01).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧