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公開：2024-08-02

ポケットマルシェがeギフトサービス開始、ギフティと連携し産直アプリの新たな楽しみ方を提供

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• ポケットマルシェがギフトカード販売開始
• eギフトの需要増加に対応する新サービス
• ギフティと連携し、3種類の金額で提供

ポケットマルシェのeギフトサービス開始

株式会社雨風太陽は、全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」において、eギフトサービスの提供を2024年8月1日に開始した。このサービスは、株式会社ギフティのeギフト販売システム「eGift System」を導入し、ポケットマルシェのギフトカードを3,000円、5,000円、10,000円の3種類で販売するものだ。^[1]

eギフト市場の拡大を背景に、ポケットマルシェでもギフト需要が増加している。2024年6〜7月の「夏ギフト」販売金額は前年比106.1%となり、この需要に応えるべく新サービスの提供に至った。住所を知らなくても気軽にギフトを贈ることができ、相手に欲しい商品を選んでもらえるeギフトのメリットを活かし、ポケットマルシェの新たな楽しみ方を提供する。

このサービスは、特設ページとギフティのデジタルギフトを活用した法人・自治体向けサービス「giftee for Business」で展開される。ギフティの「giftee for Business」は、様々な法人のキャンペーンやプロモーション施策に対応しており、2016年のサービス開始以来、累計44,000件以上の導入実績がある。ポケットマルシェは約8,300名の生産者が登録し、約15,000品の食べ物を提供する国内最大級の産直プラットフォームとして成長を続けている。

eギフトについて

eギフトとは、電子的に送付・利用できるギフトのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• インターネットを通じて即時に送付可能
• 住所を知らなくても贈ることができる
• 受け取り側が好みの商品を選択可能

eギフトはインターネットサービスの普及により市場が拡大しており、SNSやメールを通じてプレゼントを贈ることができる利便性が高く評価されている。発送の準備や手間がかからず、即時性が高いため、急なギフトニーズにも対応できる点が大きな魅力だ。また、受け取り側が好みの商品を選べるため、贈り主の負担が軽減されるとともに、受け取り側の満足度も高くなる傾向がある。

ポケットマルシェのeギフトサービスに関する考察

ポケットマルシェのeギフトサービス開始は、地方の生産者と都市部の消費者をつなぐ新たな機会を創出する可能性がある。しかし、eギフトの利用が増加することで、実際の産地訪問や生産者との直接的な交流が減少する懸念もある。ポケットマルシェには、eギフトの利便性を活かしつつ、生産者と消費者の関係性を深める工夫が求められるだろう。

今後、ポケットマルシェのeギフトサービスには、季節限定商品や地域特産品とのセット販売など、より多様な選択肢の提供が期待される。また、ギフト受取者が生産者とオンラインで交流できる機能や、商品の生産過程を動画で見られるサービスなど、デジタルギフトならではの付加価値を創出することで、他社との差別化を図れる可能性がある。

eギフト市場の拡大に伴い、ポケットマルシェのような地域に根ざしたサービスが果たす役割は大きくなっていくだろう。地方創生や食の多様性維持といった社会課題の解決にも寄与しうるeギフトサービスの展開が、今後のポケットマルシェの成長戦略の鍵となる。同時に、データ分析を活用した生産者支援や消費者ニーズの把握など、プラットフォームとしての機能強化も重要な課題となるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ギフティと連携し、ポケットマルシェのギフトカードを販売開始　eギフト需要の高まりに応え、新たな楽しみ方を提供 | 株式会社雨風太陽のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000046526.html, (参照 24-08-02).

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