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【CVE-2024-10599】Tongda OA 2017にリソース消費の脆弱性、リモートからの無認証攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Tongda OA 2017のリソース消費に関する脆弱性を発見
  • package_static_resources.phpファイルに問題が存在
  • CVSSスコアは最大6.9でMedium評価

Tongda OA 2017のリソース消費に関する脆弱性

セキュリティ研究者は2024年10月31日にTongda OA 2017のバージョン11.7以前に存在する脆弱性【CVE-2024-10599】を公開した。この脆弱性はpackage_static_resources.phpファイルの処理に関連しており、リモートから攻撃可能なリソース消費の問題が確認されている。[1]

この脆弱性はCVSS 4.0で6.9(Medium)、CVSS 3.1で5.3(Medium)、CVSS 3.0で5.3(Medium)、CVSS 2.0で5.0と評価されている。攻撃者は特別な権限や認証情報を必要とせず攻撃を実行できる可能性があるため、早急な対応が推奨される。

影響を受けるバージョンはTongda OA 2017のバージョン11.0から11.7までのすべてのバージョンとなっている。脆弱性の詳細は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態であることから、システム管理者は早急なセキュリティアップデートの適用を検討する必要がある。

Tongda OA 2017の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-10599
影響を受けるバージョン Tongda OA 2017 v11.0-11.7
脆弱性の種類 リソース消費(CWE-400)
CVSSスコア CVSS 4.0: 6.9(Medium)
攻撃条件 リモートからアクセス可能、認証不要

リソース消費型の脆弱性について

リソース消費型の脆弱性とは、システムのリソースを過剰に消費させることでサービスの正常な動作を妨げる攻撃を可能にする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • CPUやメモリなどのシステムリソースを枯渇させる
  • サービス拒否(DoS)攻撃につながる可能性がある
  • システムの応答性や可用性に影響を与える

Tongda OA 2017の脆弱性では、package_static_resources.phpファイルの処理における実装の問題により、攻撃者がシステムのリソースを過剰に消費させることが可能となっている。この種の脆弱性は、特に認証が不要でリモートから攻撃可能な場合、システムの可用性に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早急な対策が必要となる。

Tongda OA 2017の脆弱性に関する考察

package_static_resources.phpファイルにおけるリソース消費の脆弱性は、特に認証が不要でリモートから攻撃可能という点で深刻な問題となっている。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態であることから、早急なパッチ適用や代替の防御策の検討が必要不可欠だ。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、リソース使用量の制限やレート制限などの実装が重要となるだろう。特にWeb経由でアクセス可能なエンドポイントについては、入力値の検証やリソース消費の監視機能を強化する必要がある。

また、セキュリティアップデートの提供体制や脆弱性情報の開示プロセスについても見直しが必要となる。特にビジネスクリティカルなシステムについては、脆弱性が発見された際の迅速な対応体制の構築が重要だ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10599, (参照 24-11-06).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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