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公開：2024-11-16

ゴールドウインのプロフェシオがクリーンスーツ初のBRING UNIFORMを採用、環境配慮型リサイクルシステムの構築へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• プロフェシオがクリーンスーツ初のBRING UNIFORM採用
• 使用済みクリーンスーツを再生ポリエステルに
• 循環型ビジネスの実現を目指す取り組み開始

プロフェシオのクリーンスーツのリサイクルプラットフォーム導入

株式会社ゴールドウインのハイテック事業部が扱うブランド「プロフェシオ」は2024年11月14日、クリーンスーツとして初となるリサイクルプラットフォーム「BRING UNIFORM」の採用を発表した。JEPLANが運営するこのプラットフォームを通じて、使用済みクリーンスーツ類を適正に処理し再資源化することで、環境負荷の低減を目指している。^[1]

プロフェシオは1986年からハイテックウエアの開発を行っており、防塵性に加えて動きやすさや着心地、通気性、耐久性など多機能なクリーンスーツを提供してきた。特殊な超清浄空間で使用されるクリーンスーツは、その特殊性からリペアやリサイクルが困難であり、使用済みウエアの廃棄による環境への影響が課題となっていた。

BRING UNIFORMの採用により、回収された使用済みクリーンスーツは服のポリエステル原料や自動車内装材などにリサイクルされ、市場に再び循環することになる。将来的には再生ポリエステル「BRING Material」を使用した新たなクリーンスーツの開発も視野に入れており、循環型ビジネスの実現に向けた取り組みを加速している。

クリーンスーツのリサイクル概要

クリーンスーツについて

クリーンスーツとは、クリーンルームなどの特殊な超清浄空間で使用される専用の作業着であり、以下のような特徴を持つ重要なウエアである。

• 高度な防塵性能による清浄環境の維持
• 動きやすさと着心地の良さを両立
• 異物混入防止のための特殊設計

プロフェシオのクリーンスーツは半導体・液晶、製薬、食品の3分野の超清浄空間に対応する製品として開発されている。東アジア地域を中心に8か国で展開されており、クリーンスーツのほかシューズや手袋、ゴーグルなど幅広いアイテムを取り扱っている。

クリーンスーツのリサイクルに関する考察

プロフェシオによるBRING UNIFORMの採用は、特殊環境ウエアのリサイクルという新たな領域を開拓する画期的な取り組みとなっている。従来は技術的な制約からリサイクルが困難とされてきたクリーンスーツだが、JEPLANの技術を活用することで再資源化への道が開かれ、環境負荷の低減に向けた具体的な一歩を踏み出すことができた。

今後の課題として、リサイクルポリエステルを使用したクリーンスーツの性能確保が挙げられる。クリーンルームで求められる厳格な基準を満たしながら、サステナブルな素材を採用するためには、さらなる技術革新と品質管理体制の構築が不可欠となるだろう。

将来的にはBRING Materialを活用した新製品の開発により、完全な循環型サプライチェーンの構築が期待される。環境配慮型の特殊環境ウエアという新しい市場を確立することで、産業界全体のサステナビリティ向上にも貢献することができるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クリーンルームなどの特殊環境ウエアを開発する「プロフェシオ」 クリーンスーツとして初のリサイクルプラットフォーム「BRING UNIFORM™」を採用 | 株式会社ゴールドウインのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001156.000007414.html, (参照 24-11-16).

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