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【CVE-2024-11077】code-projects Job Recruitment 1.0にSQLインジェクション脆弱性、個人情報漏洩のリスクが深刻化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • code-projects Job Recruitment 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
  • index.phpファイルのemailパラメータに致命的な欠陥
  • リモートから攻撃可能で公開済みの脆弱性

code-projects Job Recruitment 1.0のSQLインジェクション脆弱性

VulDBは2024年11月11日にcode-projects Job Recruitment 1.0のindex.phpファイルに存在する重大な脆弱性情報を公開した。emailパラメータを操作することでSQLインジェクション攻撃が可能となり、リモートからの攻撃実行に必要な特権は不要である。この脆弱性は【CVE-2024-11077】として識別され、既に攻撃コードが公開されている状態だ。[1]

この脆弱性のCVSS 4.0スコアは6.9(MEDIUM)を記録し、攻撃の複雑さは低く設定されている。CVSSベクトルによると、機密性・完全性・可用性への影響は限定的だが、特権不要かつユーザー操作も不要という点で、攻撃者にとって実行のハードルが低い脆弱性となっている。

VulDBのデータベースではこの脆弱性は「VDB-283872」として登録され、UnrealDawn氏によって報告された。code-projects Job Recruitment 1.0における本脆弱性は、SQLインジェクション(CWE-89)およびインジェクション(CWE-74)の2つのCWEに分類されている。

code-projects Job Recruitment 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-11077
影響を受けるバージョン Job Recruitment 1.0
脆弱性の種類 SQLインジェクション、インジェクション
CVSSスコア CVSS 4.0: 6.9 (MEDIUM)
攻撃の前提条件 特権不要、ユーザー操作不要

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • データベースの不正な操作や情報漏洩が可能
  • Webアプリケーションの深刻な脆弱性の一つ

code-projects Job Recruitment 1.0の場合、index.phpファイルのemailパラメータにおけるバリデーション処理が不十分であることが脆弱性の原因となっている。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態であることから、早急なアップデートや対策が必要とされている。

SQLインジェクション脆弱性に関する考察

code-projects Job Recruitment 1.0におけるSQLインジェクション脆弱性の特筆すべき点は、攻撃の実行に特別な権限や条件が不要な点である。この状況は攻撃者にとって非常に有利であり、企業の採用システムという性質上、個人情報の漏洩リスクが極めて高い状態にあるといえるだろう。

今後の対策として、入力値のバリデーション強化やプリペアドステートメントの導入が不可欠となる。特にemailパラメータの処理については、正規表現によるチェックやエスケープ処理の実装など、複数層での防御が必要となってくるだろう。

採用システムのセキュリティ強化において、定期的な脆弱性診断や監査の実施が重要性を増している。特にオープンソースの採用システムでは、コミュニティによる継続的なセキュリティレビューと迅速なパッチ適用の仕組みづくりが望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11077, (参照 24-11-19).

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