日本GXグループがシードラウンドで資金調達、カーボンクレジット取引所JCXの機能拡充と個人向けサービス展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

日本GXグループは環境保全と経済成長の両立を目指し、オールアバウトとFLAG-41からシードラウンドでの資金調達を2024年11月18日に実施した。カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所（JCX）」の開発および組織体制の強化に向けて新たな一歩を踏み出している。^[1]

日本のカーボンニュートラル目標達成に向けて、J-クレジットの普及が政策として推進されているが年間発行量は約100万トンにとどまっている状況だ。東証カーボンクレジット市場の取引量も約38万トン程度であり、市場の活性化が重要な課題となっているのである。

日本GXグループは2023年9月にJCXを開設し、現在は個人向けにもサービスを拡大する計画を進めている。九州や瀬戸内海、東北を中心に森林経営や藻場造成を通じた環境価値創出にも取り組んでおり、生物多様性とGHG削減の両立を目指すのだ。

項目	詳細
事業内容	カーボンクレジット流通事業、GXコンサルティング事業、グリーンIT事業
設立	2023年4月
資本金	184,500,000円（新株予約権、資本準備金を含む）
主要サービス	JCX、GXリサーチ、Green-X
プロジェクト地域	九州、瀬戸内海、東北

カーボンクレジットとは、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を取引可能な形で証券化したものを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

J-クレジットは国が認証する日本のカーボンクレジット制度であり、年間約100万トンが発行されている状況だ。東証カーボンクレジット市場では約38万トンの取引量があり、日本のCO2排出量約10億トンに対して市場規模の拡大が課題となっているのである。

^ PR TIMES. 「日本カーボンクレジット取引所(JCX)を提供する日本GXグループが、シードラウンドで資金調達を実施。 | 日本GXグループ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000121500.html, (参照 24-11-19).

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