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CyCraftがSEMI E187評価ツールを発売、半導体装置のセキュリティ規格への準拠評価が容易に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

CyCraftがSEMI E187評価ツールを発売、半導体装置のセキュリティ規格への準拠評価が容易に

PR TIMES より


記事の要約

  • CyCraftがSEMI E187評価ツールの販売を開始
  • 半導体装置のセキュリティ規格準拠を評価可能
  • NTT-ATと提携しSEMICON Japan 2024で展示

CyCraftのSEMI E187評価ツールが半導体産業のセキュリティを強化

CyCraftは半導体装置のセキュリティ規格評価ツール「SEMI E187評価ツール」を2024年11月11日に発売した。USBスティックを評価対象機器に差し込むだけで対応状況に関する詳細な評価レポートを取得することができる機能を実装しており、半導体装置サプライヤーの規格準拠評価を支援することが可能となった。[1]

世界的な半導体業界団体SEMIが立ち上げたSEMI E187半導体装置セキュリティ規格は、OS基準とネットワークセキュリティ、エンドポイントプロテクション、セキュリティモニタリングの4要素を重点としたセキュリティガイドラインとなっている。TSMCのツール調達および受入要件にも組み込まれており、半導体産業全体のセキュリティ向上に貢献するだろう。

CyCraftはNTTアドバンステクノロジと提携し、SEMICON Japan 2024の展示ブースでSEMI E187評価ツールの情報提供を行う予定だ。本ツールは日本語、英語、中国語に対応しており、オフライン環境での利用やFIDO2ゼロトラスト認証もサポートしている。

SEMI E187評価ツールの機能まとめ

項目 詳細
評価方法 USBスティックを差し込むだけで自動評価
対応言語 日本語、英語、中国語(繁体字)
主な機能 ワンクリックスキャン、詳細レポート提供
セキュリティ機能 暗号化ディスク保存、FIDO2認証対応
利用環境 オフライン環境での利用可能
SEMI E187評価ツールの詳細はこちら

FIDO2ゼロトラスト認証について

FIDO2ゼロトラスト認証とは、パスワードに依存しない強力な認証方式で、生体認証や暗号鍵を使用してセキュリティを確保する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • パスワードレス認証によるセキュリティ強化
  • 生体認証や暗号鍵による多要素認証
  • フィッシング攻撃への高い耐性

半導体産業におけるサイバー攻撃の増加に対して、FIDO2ゼロトラスト認証はセキュリティ対策の重要な要素となっている。2023年にはハイテク製造業を標的としたサイバー攻撃が25%を超え、サプライチェーンへの攻撃も過去3年間の総数を上回る事態となっているため、より強固な認証システムの導入が求められている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「半導体装置の安全規格評価ツール「SEMI E187 評価ツール」、CyCraftが提供開始 | 株式会社CyCraft Japanのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000045349.html, (参照 24-11-21).
  2. TSMC. https://www.tsmc.com/japanese

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