ダイサンとPT.MINORIがインドネシアで特定技能教育事業を開始、建設人財の育成体制を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

PT DAISAN MINORIが特定技能教育事業を開始
建設人財の採用から教育までを一貫して提供
日本語能力試験と特定技能評価試験の支援を実施

ダイサンとPT.MINORIの合弁会社による新教育サービス展開

株式会社ダイサンは海外人財の教育事業を立ち上げ、インドネシアの送り出し機関PT.MINORIとの合弁会社PT DAISAN MINORI INDONESIAを通じて、2024年10月より特定技能における建設人財の採用から教育までを一貫して行うサービスの提供を開始した。DMI社では入国前足場講習に加え、日本語能力試験・特定技能評価試験の合格支援に向けた講習や日本文化・就労マナー講習を実施している。^[1]

DMI社の講習プログラムは約6カ月間にわたり実施され、現在第1期生として15名が入校している状況だ。日本語教育では基礎から実務レベルまでを網羅し、特に会話力や読解力、聴解力の強化に焦点を当てており、PT.MINORIの学校事業ノウハウを活用した模擬試験やオンライン学習ツールも提供している。

建設業界における専門知識や実務スキルの習得を支援するため、特定技能評価試験対策に特化した講習プログラムを実施している。足場施工の実技講習では豊富な経験を持つ日本人講師が担当し、受講者が十分な技術を習得できるまで継続的な支援を行うことで、入国後即戦力として活躍できる人材の育成を目指している。

DMI社の教育プログラム概要

項目	詳細
講習期間	約6カ月間
第1期生数	15名
主な講習内容	日本語能力試験対策、特定技能評価試験対策、足場施工実技講習
特徴的な支援	模擬試験実施、オンライン学習ツール提供、日本人講師による実技指導
目標資格	日本語能力試験合格、特定技能評価試験合格

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特定技能評価試験について

特定技能評価試験とは、外国人労働者が日本で就労するために必要な専門的な知識や技能を評価する試験のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

建設分野における専門的な知識と技能を評価
実務に即した実技試験を含む総合的な評価
在留資格「特定技能」取得に必要な要件の一つ

建設業界では深刻な人手不足が続いており、特定技能評価試験の合格者は即戦力として期待されている。DMI社の教育プログラムでは、試験対策に特化した講習を提供することで、インドネシア人材の技能習得と日本での就労機会の創出を支援している。

インドネシアでの特定技能教育事業に関する考察

インドネシア人材の勤勉さと強い責任感、そして協調性の高さは日本の職場環境との親和性が高く、建設業界における貴重な戦力となる可能性を秘めている。DMI社による一貫した教育支援体制は、言語や文化の壁を効果的に克服し、スムーズな人材供給を実現する画期的なアプローチとなるだろう。

一方で今後は、教育プログラムのスケーラビリティが課題となる可能性がある。需要の増加に応じて質の高い教育を維持しながら規模を拡大するためには、オンライン教育の活用やカリキュラムの最適化が必要となってくるだろう。日本人講師の確保や教材の充実化も重要な検討事項となる。

長期的な視点では、インドネシアと日本の建設技術の融合による新たな価値創造も期待できる。両国の建設文化や工法の違いを活かした技術革新や、グローバルな視点を持つ技術者の育成など、建設業界全体の発展につながる可能性を秘めている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「合弁会社「PT DAISAN MINORI INDONESIA」がインドネシアでの特定技能教育事業を開始 | 株式会社ダイサンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000138676.html, (参照 24-11-22).

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