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公開：2024-11-24

フェアリーデバイセズのウェアラブルAIデバイスTHINKLETが東京都ベンチャー技術大賞を受賞、現場DXの実現に向け大きな一歩

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• THINKLETが東京都ベンチャー技術大賞を受賞
• ウェアラブルAI時代の首掛け型デバイスを開発
• 5chマイクアレイとLTE通信機能を搭載

フェアリーデバイセズのTHINKLETがベンチャー技術大賞を受賞

Fairy Devices株式会社は、プログラマブルな首掛け型ウェアラブルデバイスTHINKLETを開発し、2024年11月21日に東京都ベンチャー技術大賞を受賞した。THINKLETは革新的で将来性のある製品として評価され、産業交流展において小池東京都知事より表彰状と副賞が贈呈されたのだ。^[1]

THINKLETはLTEとWi-Fi通信機能を搭載した首掛け型ウェアラブルデバイスとして開発され、生成AIをはじめとする各種AI技術を最大限活用することが可能になった。システムインテグレーターやスタートアップ、研究機関、個人開発者などが独自のアプリケーション開発を行えるよう、当社SDKの利用環境も整備されている。

THINKLETを活用したLINKLETサービスは、世界最大のデジタルイベントCESのInnovation Awardsで三冠を達成し、TIME誌が選ぶBEST INVENTIONSにも選出された。建設・保守現場やプラント等の高騒音環境下でもAIとの対話を実現する音声処理ライブラリXFEと組み合わせることで、実用的な現場活用が期待されている。

THINKLETの主な特徴まとめ

THINKLETの詳細はこちら

ウェアラブルAIについて

ウェアラブルAIとは、人工知能技術を搭載した装着型デバイスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ハンズフリーでAI機能を利用可能
• リアルタイムでの情報処理と通信が可能
• 装着者の体験をAIや遠隔地と共有できる

近年のウェアラブルAIは、高性能なマイクやカメラを搭載し、音声認識や画像処理などの複雑なAI処理をリアルタイムで実行することが可能になった。THINKLETのような最新デバイスでは、高騒音環境下での音声認識や超広角カメラによる視野全体の共有など、実用的な機能が実現されている。

THINKLETに関する考察

THINKLETの開発は、現場作業のデジタル化とAI活用を促進する重要な一歩となっている。特に5chマイクアレイと音声処理ライブラリの組み合わせによる高騒音環境下での音声認識は、建設現場やプラントなどでの実用性を大きく高めることが期待できるだろう。

今後はデバイスの小型化や軽量化、バッテリー持続時間の向上が課題として考えられる。これらの課題に対しては、より効率的な電力管理システムの開発や、環境に応じて処理負荷を最適化する機能の実装が有効な解決策となるだろう。

将来的には複数のTHINKLETユーザー間でのリアルタイムな情報共有や、蓄積されたデータを活用した作業効率の分析機能の追加が望まれる。現場作業のDX推進において、THINKLETのような革新的なデバイスが果たす役割は今後さらに重要になっていくはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「コネクテッドワーカーソリューション及びTHINKLETが「東京都ベンチャー技術大賞」を受賞しました | Fairy Devices株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000042518.html, (参照 24-11-24).

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