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公開：2024-08-07

TISがRoboticBaseにセキュリティドア・ゲート連携API追加、サービスロボットの利用価値向上とイノベーション加速へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• TISがRoboticBaseにセキュリティドア・ゲート連携APIを追加
• サービスロボットの利用価値向上とイノベーション加速を目指す
• APIは無償で提供され、多様なサービスプラットフォームと連携可能

TISのRoboticBaseにおける新機能の詳細と意義

TIS株式会社は2024年8月5日、マルチロボットプラットフォーム「RoboticBase」にロボットとセキュリティドア・ゲート連携のための接続APIを追加公開したと発表した。この新機能は、サービスロボットの活用範囲を拡大し、イノベーションの加速を実現するための重要な一歩となる。RoboticBaseは、様々な種類のサービスロボットやIoTデバイスを統合管理する基本機能を備えており、施設管理や企業システムとの連携を容易にする点が特徴だ。^[1]

新たに追加されたAPIは、2024年3月に公開されたエレベータ連携APIに続くものであり、無償で提供される。このAPIにより、多様なサービスロボットが時間や制約にとらわれることなく、様々なサービスプラットフォームとRoboticBaseを介して連携できる環境が実現する。サービスロボットの活用や導入を検討しているサービスオーナー、設備メーカー、ロボットメーカーにとって、より効果的かつ効率的な導入が可能となるだろう。

TISの取り組みは、世界的な労働力不足や人件費の高騰、非接触や遠隔ニーズの高まりを背景に拡大しつつあるサービスロボット市場に大きな影響を与える可能性がある。サービスロボットの高度かつ安全な活用環境の提供や、各ロボットと設備の連携、複数ロボット制御などの活用価値向上のために、統合管理プラットフォームの接続ニーズが高まっている現状に対応するものだ。

RoboticBaseのAPI公開によるメリットまとめ

RFAについて

RFAとは、ロボットフレンドリー施設推進機構（Robot Friendly Association）のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• あらゆるタイプの施設でのロボット導入実現を目指す
• ロボットフレンドリーな環境構築を支援する
• ロボットのユーザー企業が主導して2022年9月に設立された団体

RFAは、ロボットを導入・運用しやすい環境の構築を支援することを目的としている。各テクニカルコミッティ（TC）において、ロボットフレンドリーな環境に関する規格やガイドラインの発行を行っており、これらの標準化活動を通じてロボットの社会実装を促進している。TISのRoboticBaseが提供するAPIもRFAに準拠しており、品質が保証された接続性を実現している。

RoboticBaseのAPI公開に関する考察

RoboticBaseのAPI公開は、サービスロボット市場の発展に大きな影響を与える可能性がある。しかし、今後はセキュリティの問題が顕在化する可能性も高い。多様なロボットや設備が連携することで、セキュリティの脆弱性が増大し、サイバー攻撃のリスクが高まる可能性があるだろう。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用したロボット間の自動連携機能が挙げられる。複数のロボットが状況に応じて自律的に連携し、より効率的なタスク遂行を実現することができれば、サービスロボットの利用価値がさらに向上するだろう。また、リアルタイムのデータ分析機能を強化し、ロボットの稼働状況や効率性を可視化することで、より効果的な運用が可能になるはずだ。

今後に期待したいのは、RoboticBaseを中心としたオープンなエコシステムの形成である。TISが提供するAPIを基盤として、多様な企業や開発者が参画し、新たなサービスやアプリケーションを創出することができれば、サービスロボット市場全体の発展につながるだろう。標準化と革新のバランスを取りながら、持続可能なロボット社会の実現に向けた取り組みが加速することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「TIS、マルチロボットプラットフォーム「RoboticBase」にロボットとセキュリティドア・ゲートの接続APIを追加 | ＴＩＳ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001602.000011650.html, (参照 24-08-07).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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