【CVE-2024-11179】MStore APIプラグインでSQL injection脆弱性が発見、Subscriber以上の権限で悪用可能に
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記事の要約
- MStore APIプラグインにSQL injection脆弱性が発見
- バージョン4.15.7までのすべてのバージョンが影響を受ける
- Subscriber以上の権限を持つユーザーが悪用可能
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MStore API 4.15.7以前のバージョンでSQL injection脆弱性が発見
WordPressのプラグイン「MStore API – Create Native Android & iOS Apps On The Cloud」において、SQL injectionの脆弱性が2024年11月20日に公開された。この脆弱性は【CVE-2024-11179】として識別されており、バージョン4.15.7以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが判明している。[1]
脆弱性の原因は、status_typeパラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQL クエリの準備不足にある。この脆弱性により、Subscriber以上の権限を持つ認証済みの攻撃者が、既存のSQLクエリに追加のクエリを付加し、データベースから機密情報を抽出することが可能となっている。
この脆弱性の深刻度は、共通脆弱性評価システム(CVSS)のバージョン3.1で6.5点(中程度)と評価されている。攻撃者は特別な権限を必要とせずにネットワーク経由で攻撃を実行でき、機密情報の漏洩につながる可能性が指摘されている。
MStore API脆弱性の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-11179 |
影響を受けるバージョン | 4.15.7以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | SQL Injection(CWE-89) |
CVSSスコア | 6.5(MEDIUM) |
必要な権限 | Subscriber以上 |
発見者 | Trương Hữu Phúc |
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SQL injectionについて
SQL injectionとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を利用した攻撃手法の一つであり、以下のような特徴がある。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 不正なSQLコマンドを挿入して実行される攻撃手法
- データベースの改ざんや情報漏洩のリスクが存在
- 適切なパラメータのバリデーションとエスケープ処理で防止可能
MStore APIの脆弱性は、status_typeパラメータに対する不適切な処理が原因となっており、認証済みユーザーによって悪用される可能性が指摘されている。この種の脆弱性は、プリペアドステートメントの使用やパラメータのエスケープ処理の徹底により、防止することが可能である。
WordPress用プラグインの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サードパーティ製のプラグインが多数存在することから、定期的に発見される傾向にある。特にSQL injectionのような基本的な脆弱性が発見されることは、開発者のセキュリティ意識向上とコードレビューの重要性を示している。プラグイン開発者には、セキュリティテストの実施と脆弱性診断ツールの活用が推奨されるだろう。
今後は、認証済みユーザーによる攻撃を想定したセキュリティ対策の重要性が増すと考えられる。WordPressコミュニティ全体でセキュリティガイドラインの策定や、開発者向けのセキュリティトレーニングの提供が必要となるだろう。プラグインのセキュリティ評価基準の確立と、自動化されたセキュリティテストの導入も検討すべきである。
また、プラグインのアップデート管理も重要な課題となっている。サイト管理者には、プラグインの更新状況を定期的に確認し、脆弱性が発見された場合は速やかにアップデートを適用することが求められる。セキュリティアップデートの自動適用機能の実装や、脆弱性情報の通知システムの整備が望まれるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11179, (参照 24-11-26).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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