サルースがオンラインピル診療「エニピルforキャリア」を提供開始、miiveとの提携で福利厚生サービスとして展開

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

サルースがオンラインピル診療「エニピルforキャリア」を提供開始
miiveとの提携で福利厚生サービスとして展開
女性の健康課題に対応し労働生産性向上を支援

オンラインピル診療サービス「エニピルforキャリア」の提供開始

株式会社セレスの連結子会社である株式会社サルースは、オンラインピル診療の福利厚生サービス「エニピルforキャリア」の提供を開始した。このサービスは、医師による診察から処方、薬の受け取りまでを全てオンラインで完結させることが可能で、24時間365日診察を受けられる利便性が特長となっている。^[1]

「エニピルforキャリア」は、月経痛やPMS（月経前症候群）といった女性特有の健康課題に対応し、労働生産性の低下を改善することを目的としている。導入企業においては、女性従業員の健康管理をサポートし、働きやすい職場環境の創出を支援するツールとして期待されている。

さらに、株式会社miiveが運営する福利厚生サービス「miive」との提携により、サービスの利用範囲が拡大された。miive導入企業の従業員は、「エニピルforキャリア」を通じて低用量ピル服用に係る費用を抑えながら利用することが可能となり、より多くの女性従業員が恩恵を受けられる体制が整備された。

「エニピルforキャリア」と「miive」の提携内容まとめ

	エニピルforキャリア	miive
サービス概要	オンラインピル診療の福利厚生サービス	ポイント型福利厚生プラットフォーム
主な特徴	24時間365日オンライン診察可能	カードとアプリを活用した全国・全世界利用可能
提携による効果	miive導入企業の従業員が利用可能に	エニピルforキャリアの費用をポイントで支払い可能
対象ユーザー	女性従業員	全従業員
期待される効果	女性特有の健康課題への対応	多様な福利厚生サービスの提供

PMSについて

PMSとは、月経前症候群（Premenstrual Syndrome）のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

月経開始の3～10日前から現れる身体的・精神的症状の総称
症状は月経開始とともに軽減または消失する
イライラ、頭痛、むくみなど様々な症状が個人差で現れる

PMSは多くの女性が経験する症状であり、その程度は個人差が大きい。症状が重度の場合、日常生活や仕事に支障をきたすこともあり、適切な対処が必要となる。ホルモンバランスの乱れが主な原因とされており、低用量ピルの服用がPMSの症状改善に効果的であるとされている。

オンラインピル診療サービスの普及に関する考察

オンラインピル診療サービスの普及により、プライバシーの問題や通院の負担が軽減される一方で、対面診療との併用の必要性や適切な使用に関する教育の重要性が課題となる可能性がある。特に初回利用時や副作用が懸念される場合には、オンライン診療の限界を認識し、必要に応じて対面診療を推奨するシステムの構築が求められるだろう。

今後は、AIを活用した問診システムの導入や、遠隔でのバイタルサイン測定技術の発展により、より安全で効果的なオンラインピル診療サービスの提供が期待される。また、月経周期や体調管理をサポートするアプリケーションとの連携など、ユーザーの健康管理を総合的にサポートする機能の追加も望まれる。

さらに、オンラインピル診療サービスの普及は、女性の健康リテラシー向上や職場における理解促進にもつながる可能性がある。企業の福利厚生としての導入が進むことで、女性の健康課題に対する社会全体の認識が深まり、より働きやすい環境の整備につながることが期待される。

参考サイト

^ PR TIMES. 「オンラインピル診療サービス「エニピルforキャリア」、福利厚生プラットフォーム「miive」と提携開始 | 株式会社セレスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000021504.html, (参照 24-08-07).

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