【CVE-2024-11492】115cmsバージョン20240807にCross Site Scripting脆弱性が発見、早急な対応が必要な状況に
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記事の要約
- 115cmsにCross Site Scriptingの脆弱性が発見
- 脆弱性はappurladd.htmlファイルのtid引数に存在
- CVE-2024-11492として識別され対応が必要
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115cms バージョン20240807のCross Site Scripting脆弱性
セキュリティ研究者は115cmsのバージョン20240807において重大な脆弱性を発見し、2024年11月20日に公開した。この脆弱性は/index.php/admin/web/appurladd.htmlのtid引数に関連するCross Site Scriptingの問題として【CVE-2024-11492】の識別子が割り当てられている。[1]
この脆弱性はリモートからの攻撃が可能であり、すでに公開されている状態で悪用される危険性が高まっている。ベンダーには早期に連絡が行われたものの、現時点で何らの対応も行われていない状況が続いており、ユーザーの情報セキュリティが脅威にさらされる可能性が指摘されている。
CVSS 4.0のスコアリングでは5.3点(MEDIUM)と評価され、攻撃の前提条件として低い権限が必要とされているものの、ユーザーの操作を必要としない点が深刻度を高めている。また、データの整合性に対する影響が懸念される一方で、機密性や可用性への影響は限定的であると評価されている。
115cms脆弱性の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11492 |
影響を受けるバージョン | 20240807以前 |
脆弱性の種類 | Cross Site Scripting(CWE-79)、Code Injection(CWE-94) |
CVSS 4.0スコア | 5.3(MEDIUM) |
攻撃の前提条件 | 低い権限が必要、ユーザー操作不要 |
公開日 | 2024年11月20日 |
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Cross Site Scriptingについて
Cross Site Scriptingとは、Webアプリケーションにおける重大なセキュリティ上の脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWeb上で実行させることが可能となる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃成功時にユーザーのセッション情報が窃取される可能性
- Webサイトの見た目や機能を改ざんすることが可能
115cmsで発見された脆弱性は、tid引数に対する不適切な入力検証に起因するCross Site Scriptingの問題として報告されている。この種の脆弱性は適切な入力値のバリデーションとサニタイズ処理を実装することで防ぐことが可能であるが、ベンダーからの対応が得られていない状況が続いているため、早急な対策が求められている。
115cmsの脆弱性対応に関する考察
115cmsに発見された脆弱性は、管理画面のURLパラメータに起因する問題であり、特権アカウントを狙った攻撃に悪用される可能性が高いことから、早急な対策が必要とされている。ベンダーの対応が遅れている現状を考慮すると、一時的な対策としてWAFやプロキシでのURLパラメータのフィルタリング、または該当機能の一時的な無効化なども検討に値するだろう。
今後同様の脆弱性を防ぐためには、入力値の検証処理を強化するだけでなく、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施が重要となる。特に管理者向け機能については、権限管理の見直しやアクセス制御の強化など、多層的な防御策の実装が望まれるところだ。また、セキュリティ研究者からの報告に対する迅速な対応体制の構築も急務である。
ベンダーには脆弱性対応に関する明確なポリシーの策定と、セキュリティアップデートの提供体制の確立が求められている。今回の事例を教訓として、セキュリティインシデントへの対応手順の整備や、ユーザーへの適切な情報開示の仕組みづくりが必要となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11492, (参照 24-11-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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