セキュリティ

SECURITY

公開：2024-11-29

アイルミッションがFinancial Security Essentials Trainingを開始、金融機関向けサイバーセキュリティ教育の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• アイルミッションがFinancial Security Essentials Trainingを提供開始
• 金融機関特有の環境を再現した実践的なセキュリティトレーニング
• 2024年12月に公開デモンストレーションを開催予定

金融機関向けサイバーセキュリティトレーニングの提供が本格化

アイルミッションは、サイバージムジャパンと共同で2024年7月にサイバーセキュリティトレーニングの専用施設『CYBERGYM横浜』を開設し、2025年1月より金融機関向けの『Financial Security Essentials Training』の提供を開始する。金融機関特有の環境を再現した実践的なトレーニングを通じて、国内の経済活動を支える金融システムのセキュリティ向上を目指している。^[1]

新しく提供されるトレーニングプログラムではSWIFTやISO 20022、ATMなどの金融システムの基礎知識を習得した上で、CYBERGYMのホワイトハッカーが仕掛けるAPT攻撃を実体験しながら、インシデント対応を学ぶことができる。一人当たり30万円で提供される2日間のプログラムを通じて、金融機関のセキュリティ担当者のスキル向上が期待できるだろう。

公開デモンストレーションは12月11日と16日の2回に分けて開催され、プログラムの概要説明や演習のデモンストレーションが実施される予定だ。サイバーセキュリティ人材が約4万人不足している現状において、実践的なトレーニングプログラムの提供は重要な意味を持つ。

Financial Security Essentials Trainingの概要

トレーニングの詳細はこちら

APT攻撃について

APT攻撃とは、Advanced Persistent Threatの略称で、特定の組織や企業を標的とした持続的かつ組織的なサイバー攻撃のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高度な技術と戦略を用いた長期的な攻撃活動
• 特定の組織を標的とした計画的な侵入と情報窃取
• 検知や対策が困難な巧妙な攻撃手法の使用

金融機関に対するAPT攻撃は年々増加傾向にあり、その手法も複雑化している状況下において、実践的なトレーニングの重要性が高まっている。Financial Security Essentials Trainingでは、実際のAPT攻撃シナリオに基づいた演習を通じて、インシデント対応能力の向上を図ることが可能だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「金融機関向けサイバーセキュリティトレーニング『Financial Security Essentials Training』を提供開始 | 株式会社アイルミッションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000133616.html, (参照 24-11-29).

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