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公開：2024-11-29

ユカイ工学のBOCCO emoがミマモルメのセキュリティビーコンと連携、家族の見守り機能が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• BOCCO emoがミマモルメのセキュリティビーコンと連携開始
• ビーコン検知で家族のスマートフォンに通知が可能に
• 設定済みのメッセージをBOCCO emo本体から自動発話

BOCCO emoのミマモルメセキュリティビーコン連携機能の提供開始

ユカイ工学株式会社は家族をつなぐコミュニケーションロボットBOCCO emoに、株式会社ミマモルメが提供するセキュリティビーコンとの連携機能を2024年11月27日から提供開始した。ミマモルメのビーコンを持ったお子様や高齢者がBOCCO emoに近づくと、専用アプリをインストールしたご家族のスマートフォンに通知される仕組みが実装されている。^[1]

BOCCO emoは音声メッセージの送受信やリマインド機能、天気情報の配信、ハンズフリー対話などの機能を備えたコミュニケーションロボットとして、家族の一員として様々な情報を届けることができる。専用アプリを通じて家族内でのメッセージのやりとりやセンサの反応を確認することが可能になっている。

ミマモルメは全国26都府県の1,870校以上の学校に導入され、約31万人が利用する登下校メールサービスを展開している企業だ。伊丹市や長岡京市など複数の自治体でまちなかミマモルメの導入実績を持ち、独自のセキュリティを組み込んだ見守りサービスを提供している。

BOCCO emoとミマモルメの連携機能まとめ

BOCCO emoの詳細はこちら

セキュリティビーコンについて

セキュリティビーコンとは、Bluetooth Low Energy技術を活用した小型の通信機器のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 独自のセキュリティが組み込まれた安全な通信
• 受信機付近の通過を検知して通知が可能
• 小型で持ち運びが容易な設計

ミマモルメのセキュリティビーコンは、一般的なBLEの脆弱性を解消した独自のセキュリティを実装している点が大きな特徴だ。伊丹市では約1,200か所に受信器を設置し、市バスにも約80台の移動式受信機を導入するなど、地域全体での見守りシステムとして活用されている。

BOCCO emoとミマモルメの連携に関する考察

BOCCO emoとミマモルメの連携により、家族の見守り機能がより直感的で使いやすいものになることが期待できる。特にスマートフォンによる通知だけでなく、ロボットからの音声によるお知らせ機能は、高齢者や子供にとってより理解しやすい形での情報伝達を実現している。

今後の課題として、ビーコンの電池切れや通信範囲外での動作に関する対応が重要になってくるだろう。解決策としては、電池残量の可視化機能や、通信範囲外時の代替通知手段の実装が考えられるが、ユーザーの利便性とプライバシーのバランスを取ることが重要になってくる。

将来的には、AIによる行動パターンの学習や異常検知機能の追加など、より高度な見守り機能の実装も期待される。特に高齢者の徘徊防止や子供の不審者対策など、セキュリティ面での機能強化が望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「コミュニケーションロボット「BOCCO emo」とミマモルメが連携 | ユカイ工学株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000015618.html, (参照 24-11-29).

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