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公開：2024-08-08

セブン＆アイがセブンマイルプログラムで空飛ぶ捜索医療団支援開始、災害緊急支援の新たな形

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• セブンマイルプログラムで空飛ぶ捜索医療団の支援開始
• 1口10マイルから寄付が可能に
• 災害緊急支援プロジェクトの維持・強化に活用

セブン＆アイ・ホールディングスの新たな社会貢献の取り組み

セブン＆アイ・ホールディングスは2024年8月7日より、「セブンマイルプログラム」を通じて災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」への支援を開始した。このプログラムでは、セブン＆アイグループ各社や提携企業での200円（税抜き）ごとの買い物でマイルが貯まり、貯まったマイルを1口10マイルから寄付することが可能となっている。^[1]

空飛ぶ捜索医療団は、「一秒でも早く、一人でも多く」をモットーに国内外の被災地で活動を展開している。令和6年能登半島地震や2023年のトルコ地震などの現場に即日出動し、緊急支援を行ってきた実績がある。今回の取り組みを通じて集められた寄付は、大規模災害に備えた訓練や緊急支援チームの維持・強化に活用されることになっている。

この新たな支援スキームは、企業の社会貢献活動と顧客の日常的な消費行動を結びつける革新的な取り組みだ。セブン＆アイ・ホールディングスの広範な店舗網と顧客基盤を活用することで、多くの人々が気軽に災害支援に参加できる機会を提供している。これにより、災害緊急支援活動への一般市民の関心と参加を促進し、社会全体の防災・減災意識の向上にも寄与することが期待される。

セブンマイルプログラムによる空飛ぶ捜索医療団支援の概要

災害緊急支援プロジェクトについて

災害緊急支援プロジェクトとは、大規模災害発生時に迅速かつ効果的な救助・救援活動を行うための組織的な取り組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 専門的な訓練を受けたチームによる即時対応
• 多様な輸送手段を活用した機動的な支援活動
• 医療、救助、物資配布など総合的な支援の提供

災害緊急支援プロジェクトは、被災地の状況に応じて柔軟に対応できる体制を整えている。平時から定期的な訓練や資機材の整備を行い、災害発生時には迅速に出動できるよう準備を整えている。また、行政機関や他のNGO、地域コミュニティとの連携を重視し、効果的な支援活動の展開を目指している。

セブンマイルプログラムと災害支援の連携に関する考察

セブンマイルプログラムと空飛ぶ捜索医療団の連携は、企業の社会貢献と災害支援活動を融合させた画期的な取り組みだ。しかし、この仕組みが長期的に機能するためには、顧客の継続的な参加意欲を維持することが課題となるだろう。マイル寄付の透明性確保や、支援の成果を定期的に報告するなど、寄付者とプロジェクトを結ぶコミュニケーション戦略の構築が必要不可欠となる。

今後、このプログラムをさらに発展させるためには、寄付の選択肢を増やすことも検討に値する。例えば、特定の災害や地域を指定して寄付できる機能や、マイルと現金を組み合わせた寄付オプションの追加などが考えられるだろう。また、寄付者に対する特典やリワードシステムの導入も、参加意欲を高める効果的な方法かもしれない。

さらに、セブン＆アイ・ホールディングスのこの取り組みは、他の大手企業や異業種との連携の可能性も示唆している。例えば、交通系ICカードや航空会社のマイレージプログラムとの連携により、より広範囲な顧客層からの支援を集めることができるかもしれない。このような多角的なアプローチが、災害支援活動のさらなる強化と、社会全体の防災意識向上につながることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「空飛ぶ捜索医療団、セブン＆アイ・ホールディングス「セブンマイルプログラム」での寄付受付を開始！ | 特定非営利活動法人（認定NPO）ピースウィンズ・ジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000296.000035080.html, (参照 24-08-08).

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