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公開：2024-08-20

NHNがゲームベースを携えCEDEC 2024に出展、日本ゲーム市場への本格参入を狙う

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NHNがCEDEC 2024に出展を発表
• ゲーム開発プラットフォーム『ゲームベース』を紹介
• 日本ゲーム市場への本格参入を目指す

NHNのゲームベースがCEDEC 2024で日本デビュー

NHNは、2024年8月21日から3日間にわたり横浜で開催される日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」に出展することを発表した。この出展を通じて、同社のゲーム開発ソリューション『ゲームベース』の展示とセッション登壇を行い、日本のゲーム開発者に向けて初披露する予定だ。^[1]

『ゲームベース』は、ゲーム開発会社がコンテンツ制作に集中できるよう、認証、決済、プッシュ通知、指標、クーポン、リーダーボードなど、ゲームに必要な機能をワンストップで提供するプラットフォームである。このソリューションにより、開発期間の短縮および運営工数の削減が可能となり、ゲーム開発の効率化を実現する。

NHNは2017年の『ゲームベース』リリース以来、主に韓国市場でクライアントを獲得してきたが、今回のCEDEC 2024への出展を契機に、日本のゲーム市場へのソリューション供給を本格化する方針を示している。韓国のNHN本社が直接日本市場参入の指揮を執り、営業および技術支援も直接対応する予定だ。

ゲームベースの主要機能と特徴まとめ

ゲームベース公式サイトはこちら

ワンストップゲームプラットフォームについて

ワンストップゲームプラットフォームとは、ゲーム開発に必要な様々な機能を一元的に提供するサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 開発工程の簡素化と効率化を実現
• 運営に必要な機能を統合的に提供
• グローバル展開を容易にする多言語・多通貨対応

NHNの『ゲームベース』は、このワンストップゲームプラットフォームの代表例である。認証、決済、プッシュ通知、指標、クーポン、リーダーボードなどの機能を統合SDKとして提供することで、開発者はゲームコンテンツの制作に集中できる環境を実現している。このアプローチにより、開発期間の短縮と運営工数の削減が可能となり、ゲーム開発会社の競争力向上に貢献している。

ゲームベースの日本市場参入に関する考察

NHNのゲームベースが日本市場に参入することで、日本のゲーム開発業界に大きな変革をもたらす可能性がある。日本は世界第2位のモバイルゲーム市場を誇るが、多くの開発会社が独自に認証や決済などの機能を開発しており、ゲーム開発プラットフォームの利用率は低い状況だ。ゲームベースの導入により、開発期間の短縮や共通機能の品質向上が実現すれば、日本のゲーム会社の国際競争力が高まる可能性がある。

一方で、日本市場特有の要求や規制に対応する必要性も出てくるだろう。日本のゲーム市場は独自の文化やユーザー嗜好を持っており、これらに適応したカスタマイズや機能拡張が求められる可能性が高い。また、個人情報保護法やゲーム業界の自主規制など、日本特有の法的要件にも対応する必要があり、これらの課題をクリアできるかが成功の鍵となるだろう。

今後、NHNが日本市場でどのように展開していくかに注目が集まる。日本のゲーム開発会社との協業や、日本市場向けの機能追加など、きめ細かな戦略が求められるだろう。ゲームベースが日本市場で成功を収めれば、ゲーム開発の効率化だけでなく、日韓のゲーム産業の連携強化にもつながり、アジアのゲーム産業全体の発展に寄与する可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「NHN、日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」に出展！ | NHN Corporationのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000144945.html, (参照 24-08-20).

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