大同生命保険とシンプルフォームが法人契約者の手続き利便性向上に向けた実証実験を開始、重要情報の自動検知と通知システムを導入

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

大同生命保険と実証実験を開始
法人顧客の契約手続き利便性向上が目的
重要情報の変更を自動検知し通知

大同生命保険とシンプルフォームの実証実験開始

シンプルフォーム株式会社と大同生命保険株式会社は、2024年8月より法人契約者の手続き利便性向上を目的とした実証実験を開始した。この実験では、大同生命保険の法人契約者の一部を対象に、代表者や商号、住所などの重要な変更をシンプルフォームが収集・検知し、大同生命保険に通知する仕組みを導入している。^[1]

実証実験の期間は2024年8月から9月までで、主な目的は各種手続きの契約者満足度と利便性の向上だ。シンプルフォームは公知情報をもとに重要な情報・属性の変化を収集・検知し、大同生命保険はその通知をもとに契約者に必要な手続きを案内する。これにより、契約者からの申告を待たずにタイムリーな案内が可能となり、手続きの迅速化が期待される。

この取り組みにより、これまで契約者の申し出を受けてから行っていた手続き案内を、先んじて行うことが可能になる。登録内容変更に伴う手続きに要していた契約者の時間や手間を軽減し、より迅速かつ効率的な契約管理を実現することが狙いだ。シンプルフォームは本実証実験を通じて、大同生命保険の契約手続きのさらなる利便性向上と契約者満足度の向上に貢献することを目指している。

実証実験の概要

項目	詳細
期間	2024年8月～9月
目的	各種手続きの契約者満足度、利便性の向上
対象	大同生命保険の法人契約者のうち、一部のお客さま
内容	重要情報の変更検知、通知、手続き案内
期待効果	タイムリーかつ迅速な手続きの実現

シンプルフォーム株式会社について

シンプルフォーム株式会社は、「全ての法人がフェアに繋がれる世界」の実現を目指して事業を展開している企業だ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

テクノロジーと人力調査を組み合わせた情報収集
全国500万法人の定性情報を30秒でレポーティング
法人確認プロセスの自動化ソリューションを提供

シンプルフォーム株式会社は、「SimpleCheck」と「SimpleMonitor」という二つの主要サービスを開発・提供している。SimpleCheckは法人確認プロセスの自動化を実現し、SimpleMonitorは対象法人の情報・属性変化時にリスク情報を自動通知する。これらのサービスにより、大手金融機関や事業会社、プラットフォーマーなどの金融・商取引における審査の効率化や高度化を支援している。

法人契約者の手続き利便性向上に関する考察

大同生命保険とシンプルフォームの実証実験は、保険業界におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の一環として評価できる。契約者の情報変更を自動的に検知し通知するシステムは、手続きの簡素化と迅速化を実現し、顧客満足度の向上に大きく寄与する可能性がある。一方で、個人情報の取り扱いや公知情報の正確性確保など、新たな課題が生じる可能性も考えられるだろう。

今後の課題としては、検知された情報の精度向上や、より幅広い契約者への適用が挙げられる。また、自動検知された情報を基に契約内容の自動更新を行うなど、さらなる自動化の可能性も検討の余地がある。保険会社と顧客の双方にとって、より効率的で透明性の高い契約管理システムの構築が期待されるだろう。

この実証実験の成功は、保険業界全体のデジタル化を加速させる可能性がある。顧客情報の変更を自動検知する技術は、保険以外の金融サービスや公共サービスにも応用できる可能性が高い。シンプルフォームの技術と大同生命保険の顧客基盤を活かしたこの取り組みが、業界全体のイノベーションを牽引することを期待したい。