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公開：2024-08-26

長野テクトロンが一体型POSレジNT-POSをカスミに導入、店舗運営の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 長野テクトロンがNT-POSをカスミに導入
• NT-POSはデスク式とフロア式の2種類を展開
• オールインワン設計で効率的な会計処理が可能

長野テクトロンが一体型POSレジNT-POSをスーパーに導入

長野テクトロン株式会社は、タッチパネルPCを採用した一体型POSレジ「NT-POS」を茨城県を中心に約190店舗を展開する食品スーパー株式会社カスミへ導入した。NT-POSシリーズはNT-POSM82Wデスク式とNT-POSM82Wフロア式の2種類があり、内蔵レシートプリンターと内蔵バーコードスキャナーを一体化したモジュラー構造を採用している。^[1]

NT-POSM82Wデスク式はカウンタートップに置いて使用できるコンパクトな設計で、タッチパネルPC「NT-POS-M82W-J641」を搭載したオールインワンタッチパネルPOSシステムである。モジュラーボックスには決済端末搭載ブラケットやセキュリティカメラを装備しており、オプションで自動釣銭機も追加できる。前面パネルはカラー変更が可能で、店舗イメージに合わせてスタイリッシュな演出ができる。

NT-POSM82Wフロア式は床に置いて使用する設計で、レジカゴ置台が付属しており、これ一台で会計が完結する。レシートプリンター、バーコードスキャナー、自動釣銭機を内蔵搭載し、ハンドスキャナーや決済端末搭載用ブラケット、セキュリティカメラを装備している。フロア式もデスク式同様、前面パネルのカラー変更が可能で、店舗のイメージに合わせた演出ができる。

NT-POSの主な仕様と特徴

モジュラー構造について

モジュラー構造とは、製品を機能ごとに分割された独立したモジュールで構成する設計手法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 部品の交換や修理が容易
• 機能の追加や変更が柔軟に対応可能
• 製造工程の効率化と品質管理の向上

NT-POSシリーズにおけるモジュラー構造の採用は、レシートプリンターやバーコードスキャナーなどの周辺機器を一体化しつつ、必要に応じて個別の交換や更新が可能な設計を実現している。この構造により、POSレジの長期使用や店舗ごとのカスタマイズニーズに柔軟に対応できる点が、小売業界での導入メリットとなっている。

NT-POSの導入に関する考察

NT-POSの導入は、小売業界におけるPOSシステムの効率化と顧客サービスの向上に大きく貢献する可能性がある。特にモジュラー構造を採用することで、店舗ごとのニーズに合わせたカスタマイズが容易になり、将来的な機能拡張にも柔軟に対応できる点が評価できる。一方で、新しいシステムの導入に伴う従業員のトレーニングや、既存のバックエンドシステムとの連携など、導入初期の課題にも注意を払う必要があるだろう。

今後、NT-POSの普及に伴い、キャッシュレス決済やセルフレジの需要がさらに高まることが予想される。これにより、人手不足対策や感染症対策としての非接触型決済の推進など、小売業界全体の課題解決にも寄与する可能性がある。長野テクトロンには、POSシステムの機能向上だけでなく、データ分析や在庫管理など、小売業のDXを総合的に支援するソリューションの開発にも期待したい。

また、NT-POSの導入事例が増えるにつれて、様々な業種や規模の店舗での使用データが蓄積されることが考えられる。このデータを活用した AI による需要予測や、個別店舗に最適化された機能提案など、POSシステムの高度化が進むことで、小売業界全体の生産性向上につながる可能性も秘めている。長野テクトロンには、こうしたデータ活用の面でも先進的な取り組みを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「長野テクトロン、一体型POSレジ NT-POSをスーパーに導入へ | 長野テクトロングループ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000143743.html, (参照 24-08-26).

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