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大阪国際工科専門職大学が関西初の高校生向けAIチャットボットを開発、オープンキャンパスで体験可能に

text: XEXEQ編集部

大阪国際工科専門職大学が関西初の高校生向けAIチャットボットを開発、オープンキャンパスで体験可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • 関西初の高校生向けAIチャットボット開発
  • 7/13のオープンキャンパスで体験可能
  • 学生の学びを活かした半年間の開発

大阪国際工科専門職大学の学生によるAIチャットボット開発

大阪国際工科専門職大学(IPUT OSAKA)の学生プロジェクトチームが、関西初となる高校生向けAIチャットボット「Chat-IPUT」を開発した。このチャットボットは高校生の大学選びをサポートするために設計され、在学生役のAIが自動応答する仕組みとなっている。2024年7月13日のオープンキャンパスで体験コーナーが設置され、8月上旬からは一般公開される予定だ。[1]

開発には情報工学科とデジタルエンタテインメント学科の学生有志が参加し、約半年間という短期間で完成させた。生成AIを活用したシステム開発からデータセット作成、ユーザーインターフェース設計、チャットボット画面のデザインまで、全工程を学生たちが手掛けている。この取り組みは、高校生への情報提供だけでなく、学生自身のスキル向上も目的としている。

開発目的 開発期間 開発内容 公開予定
Chat-IPUT特徴 高校生の大学選び支援 約半年間 システム開発からデザインまで 8月上旬

高校生の大学選びを支援するAIチャットボットの意義

Chat-IPUTの開発は、高校生の大学選びにおける情報格差の解消に大きく貢献する可能性がある。従来の大学案内や説明会では得られない、在学生の視点に基づいた細かな情報を提供することで、高校生はより具体的に大学生活をイメージできるようになるだろう。また、質問しにくい内容でも気軽に尋ねられる点も、このAIチャットボットの大きな利点と言える。

一方で、学生にとってもこのプロジェクトは貴重な経験となっている。実際のサービス開発を通じて、チーム開発スキルやWebサイト制作スキル、自然言語処理モデル構築スキルなど、多岐にわたる技術を習得できた。さらに、自分たちの作ったサービスが実際に利用されることで、社会貢献の実感も得られるだろう。このような実践的な学びの機会は、将来のキャリアにも大きな影響を与えると考えられる。

AIチャットボット開発に関する考察

AIチャットボットの開発は、高等教育機関におけるデジタル化の一例として注目に値する。今後、他の大学でも同様のサービスが増えていく可能性があり、大学選びの方法自体が変革を迎える可能性がある。一方で、AIの回答の正確性や個人情報の取り扱いなど、技術的・倫理的な課題も浮上してくるだろう。これらの課題に対して、開発チームは継続的な改善と検証を行っていく必要がある。

新機能としては、高校生の興味関心に基づいたカリキュラム提案や、仮想キャンパスツアーなどが考えられる。AIの特性を活かし、個々の学生に合わせたパーソナライズされた情報提供ができれば、さらに効果的な進路選択支援ツールとなるだろう。また、高校生と在学生をマッチングする機能を追加することで、リアルな交流の機会を創出することも可能かもしれない。

このプロジェクトの成功は、学生主導のイノベーションの可能性を示している。大学側には、学生の創造性を引き出し、実践的なプロジェクトを支援する体制づくりが求められる。同時に、産学連携を通じて最新の技術動向を取り入れ、より高度な開発環境を整備することも重要だろう。こうした取り組みが、次世代のIT人材育成につながることが期待される。

恩恵を受けるのは、主に高校生と大学生だ。高校生は大学選びに役立つ情報を得られ、大学生は実践的なスキルを習得できる。一方で、従来の進路指導や大学広報の方法に変革を迫られる可能性もある。AIチャットボットの普及により、これらの職務の再定義や高度化が必要になるかもしれない。しかし、人間ならではの対応が求められる場面も多いため、AIと人間の適切な役割分担が課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「関西初、大学生による高校生のためのAIチャットボット!―7/13(土)オープンキャンパスにて体験できますー【大阪国際工科専門職大学】 | 学校法人 日本教育財団のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000682.000011137.html, (参照 24-07-18).

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