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公開：2024-09-07

バッファローがWi-Fi 7対応ルーターWXR9300BE6Pを発表、MLO技術で高速安定通信を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• バッファローがWi-Fi 7対応ルーターを発表
• MLO技術で高速・安定通信を実現
• 2024年10月下旬に出荷開始予定

バッファローのWi-Fi 7対応ルーター「WXR9300BE6P」が高速通信を実現

株式会社バッファローは、最新規格「Wi-Fi 7（IEEE 802.11be）」に対応したトライバンドWi-Fiルーター「WXR9300BE6P」を2024年10月下旬に出荷開始する予定だと発表した。本製品は安定した高速通信を実現する技術「MLO（Multi-Link Operation）」に対応しており、3つの周波数帯のWi-Fiを利用できるトライバンドルーターとなっている。^[1]

WXR9300BE6Pは6GHz帯で最大5764Mbps、5GHz帯で最大2882Mbps、2.4GHz帯で最大688Mbpsの高速通信が可能となっている。MLO技術により、これら3つの帯域を同時に利用することで、理論値で9334Mbpsもの高速通信を実現することができる。さらに、干渉波を受けても影響のない通信帯域を利用することで、通信の安定化も期待できるのだ。

Wi-Fi 7は従来のWi-Fi 6（6E）をベースに、通信効率や遅延が改善された新たな無線規格である。理論上の最大通信速度は36Gbpsで、Wi-Fi 6（6E）の最大通信速度9.6Gbpsと比較して約3.7倍の高速化を実現している。また、6GHz帯の帯域幅が320MHz幅に拡張され、変調方式も4096QAMに改善されたことで、通信効率が大幅に向上した。

Wi-Fi 7対応ルーター「WXR9300BE6P」の特徴まとめ

MLO（Multi-Link Operation）について

MLO（Multi-Link Operation）とは、Wi-Fi 7で導入された新しい技術で、複数の周波数帯を同時に利用して通信を行う機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の周波数帯を同時に利用し、通信速度を向上
• 干渉の少ない帯域を選択し、安定した通信を実現
• 通信の遅延を低減し、リアルタイム性を向上

バッファローの新製品WXR9300BE6Pは、このMLO技術を活用することで、6GHz、5GHz、2.4GHzの3つの周波数帯を同時に利用可能となっている。これにより、理論値で9334Mbpsという高速通信を実現しつつ、干渉の影響を受けにくい安定した通信環境を提供することができる。Wi-Fi 7対応デバイスの普及に伴い、MLOの恩恵を受けられるユーザーが増えていくことが予想される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「安定した高速通信を実現する技術「MLO」に対応するWi-Fi 7対応トライバンドルーター「WXR9300BE6P」を2024年10月下旬出荷開始 | 株式会社バッファローのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000017378.html, (参照 24-09-07).

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