DX

ディーエックス

公開：2024-09-12

日立ビルシステムが請求管理ロボを導入、経理業務の生産性向上と大量請求処理の自動化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立ビルシステムが請求管理ロボを導入
• 毎月10万件以上の請求処理を自動化
• 経理業務の生産性向上を実現

日立ビルシステムによる請求管理ロボの導入

株式会社ROBOT PAYMENTは、請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」が株式会社日立ビルシステムに導入されたことを2024年9月11日に発表した。日立ビルシステムは株式会社日立製作所のビルシステム事業の中核を担う企業であり、90年以上の歴史を持つ日立のビルシステム事業において、国内で22万台以上のビル設備の保全契約を有している。^[1]

請求管理ロボの導入により、日立ビルシステムはエレベーターやエスカレーター、ビルソリューションにおける保全・修繕費用の請求プロセスを効率化する。毎月10万件以上の大量の請求処理が可能な点、明細・カスタム項目を細かく設定できる点が評価され、経理業務の生産性向上を目指している。

請求管理ロボは、請求書の自動発行・自動送付、クレジットカード決済・口座振替・銀行振込といった多彩な決済手段の活用、さらには消込作業の自動化まで実現している。これにより、従来エクセルと手作業で行っていた請求・集金・消込・催促といった作業を全て自動化し、請求業務の大幅な効率化を可能にしている。

請求管理ロボの機能まとめ

請求管理ロボの詳細はこちら

ビルシステム事業について

ビルシステム事業とは、建物内の設備やシステムを総合的に管理・運営するサービスを提供する事業のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• エレベーターやエスカレーターなどの昇降機の設計・製造・保守
• 空調、照明、セキュリティなどのビル設備の統合管理
• IoTやAIを活用したスマートビルディングソリューションの提供

日立のビルシステム事業は1920年代にエレベーターの研究開発を開始して以来、90年以上の歴史を持つ。現在、日本国内で22万台以上のビル設備の保全契約を有しており、デジタル技術を活用した信頼性の高い昇降機や高品質な遠隔監視・保全サービスを提供している。これらのサービスは、安全・安心・快適な都市生活を支えるソリューションとしてグローバルに展開されている。

請求管理ロボの導入に関する考察

日立ビルシステムによる請求管理ロボの導入は、大企業における経理業務のデジタル化の好例だ。毎月10万件以上の請求処理を自動化することで、人為的ミスの削減や業務効率の大幅な向上が期待できる。一方で、システム導入に伴う従業員のトレーニングや、既存の経理システムとの連携に関する課題が生じる可能性もあるだろう。

これらの課題に対しては、段階的な導入プロセスや、専門的なサポート体制の構築が解決策として考えられる。今後、請求管理ロボにはAIを活用した異常検知機能や、より柔軟なカスタマイズ機能の追加が期待される。さらに、他の企業システムとのAPIによる連携強化も、業務の一層の効率化につながるだろう。

請求管理ロボの導入は、日立ビルシステムの経理業務効率化にとどまらず、ビルシステム業界全体のデジタルトランスフォーメーションを加速させる可能性を秘めている。今後は、請求管理だけでなく、予測保全やエネルギー最適化など、ビル管理の様々な側面でAIやIoTを活用したソリューションの展開が期待される。業界全体のデジタル化が進むことで、より安全で効率的な都市インフラの実現に貢献するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「株式会社日立ビルシステムが「請求管理ロボ」を導入 | 株式会社ROBOT PAYMENTのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000343.000001047.html, (参照 24-09-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧