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公開：2024-09-13

人機一体とGMOがJapan Robot Week 2024で協力出展、零式人機 ver.2.0のデモンストレーションを実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 人機一体が零式人機 ver.2.0をJapan Robot Week 2024で展示
• GMOインターネットグループと協力出展し最大規模のブースを設置
• 金岡博士とGMO AIR内田社長によるトークセッションを実施

Japan Robot Week 2024における人機一体とGMOの協力出展

株式会社人機一体は、2024年9月18日から20日にかけて開催される「Japan Robot Week 2024」において、GMOインターネットグループの出展ブースに協力出展することを発表した。展示会では、人機一体が開発した零式人機 ver.2.0の展示やデモンストレーションが行われる予定だ。GMO AI＆ロボティクス商事株式会社を中心に、本展示会最大規模のブースが設置される。^[1]

展示会初日の9月18日午前には、人機一体の代表取締役社長である金岡博士とGMO AI＆ロボティクス商事の代表取締役社長内田朋宏氏によるトークセッションが予定されている。このセッションでは、零式人機 ver.2.0のGMO AIR連携限定デモンストレーションも実施される。両社は「ロボットの普及を通じて世の中を良くしていきたい」という共通の目標を持ち、今回の展示を契機に連携や協力の可能性について議論を進める予定だ。

人機一体が開発する「人機」は、人間と機械の相乗効果によって、人間のみ、あるいは機械のみでは実現できない機能を実現する効果器である。特に未知環境下での非定型作業など、自動自律型のロボットでは対応が難しい現場での活用を目指している。一方、GMO AIRは「AIとロボットをすべての人へ。」をスローガンに掲げ、AIとロボット、産業用ドローンの国内普及を目指している。

Japan Robot Week 2024の出展概要

Japan Robot Week 2024の公式サイトはこちら

零式人機 ver.2.0について

零式人機 ver.2.0は、人機一体が開発した汎用人型重機であり、鉄道設備における高所重作業の解消を目的として設計された。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 力制御・トルク制御技術の搭載
• パワー増幅バイラテラル制御技術の実装
• 鉄道工事車両のブーム先端に搭載可能

零式人機 ver.2.0は、JR西日本と日本信号との共同研究開発により生まれた製品だ。操作者が安全な場所に設置された操縦席から人型重機を遠隔操作することで、危険な高所作業を人が直接行うことなく実施できる。この技術を応用した「多機能鉄道重機」が日本信号により製品化され、2024年7月よりJR西日本の営業線でのメンテナンス作業に活用されている。

Japan Robot Week 2024における人機一体とGMOの協力出展に関する考察

人機一体とGMOインターネットグループの協力出展は、ロボット技術とインターネット技術の融合という点で非常に興味深い。両社の強みを活かしたシナジー効果により、ロボットの社会実装や普及が加速する可能性がある。特に、GMOのネットインフラやサイバーセキュリティの知見が、人機一体のロボット技術と組み合わさることで、より安全で効率的なロボットシステムの構築につながるだろう。

しかし、異なる分野の企業が協力する際には、技術的な統合や知的財産権の管理など、様々な課題が生じる可能性がある。これらの問題を解決するためには、両社の緊密なコミュニケーションと明確な役割分担が不可欠だ。また、ロボット技術の急速な発展に伴い、法規制や倫理的な問題への対応も重要になってくるだろう。

今後、人機一体とGMOの協力関係が深まることで、AIやIoTとの連携がさらに進み、より高度な人機システムの開発が期待される。同時に、この協力関係を通じて、ロボット技術の標準化や互換性の向上にも貢献できるだろう。ロボット産業の健全な発展のためには、このような異業種間の協力が今後ますます重要になってくると考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Japan Robot Week 2024 において、GMOインターネットグループの展示ブースに人機一体が協力出展します | 株式会社人機一体のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000070266.html, (参照 24-09-13).

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