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公開：2024-09-13

Snowflakeが日本のData Drivers Awards受賞者を発表、塩野義製薬と三菱商事が最高位を受賞

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Snowflakeが日本のData Drivers Awards受賞者を発表
• 塩野義製薬が「Data Driver of the Year」を受賞
• 三菱商事がAPJ地域で「Collaboration」を受賞

Snowflakeのデータクラウド活用企業表彰、塩野義製薬と三菱商事が受賞

Snowflake合同会社は、2024年9月12日に第6回「Data Drivers Awards」のAPJ地域と第4回「Japan Data Drivers Awards」の受賞企業を発表した。日本においてデータクラウド分野で最上位のアワード「Data Driver of the Year」を塩野義製薬株式会社が受賞し、日本およびアジア・パシフィック・ジャパン(APJ)地域において、三菱商事株式会社が「Collaboration」を同時受賞している。^[1]

塩野義製薬は「セントラルデータマネジメント構想」を掲げ、従来のオンプレミス環境からSnowflakeのデータクラウドに移行することで、大規模データの解析にかかる時間を大幅に短縮させた。これによりデータサイエンティストをはじめとしたデータ活用者の思考の中断をなくし、モチベーションの維持と生産性向上に貢献している。

三菱商事は「DATA SMART」プロジェクトを促進し、多種多様な業種からなる複数の関連会社のデータをデータシェアリング機能で繋げることで、グループ全体のデータ活用の可能性を創出している。例えば、子会社のレンタルのニッケンでは、Snowflakeでの統合データから管理指標を自動算出し、三菱商事と常時共有することで、連携強化や経営管理高度化を実行した。

Data Drivers Awards受賞企業まとめ

Snowflakeの公式発表はこちら

データクラウドについて

データクラウドとは、クラウド上でデータの保存、処理、分析を行うプラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大規模データの効率的な処理と分析が可能
• クラウドベースでスケーラビリティが高い
• データの共有と連携が容易

Snowflakeのデータクラウドは、企業がデータを戦略的な資産として活用し、ビジネスの変革を促進することを可能にしている。塩野義製薬の事例では、大規模データの解析時間短縮により、ヘルスケアソリューションの迅速な提供につながっている。三菱商事のケースでは、グループ企業間でのデータ共有と活用が、経営管理の高度化や新たなビジネス機会の創出に寄与している。

Snowflakeのデータクラウド活用に関する考察

Snowflakeのデータクラウドが企業のデータ活用を大きく促進している点は注目に値する。特に、塩野義製薬の事例では、データ解析時間の短縮がデータサイエンティストの生産性向上に直結しており、イノベーション創出のスピードアップにつながる可能性が高い。一方で、大規模なデータ移行や新システムの導入には、セキュリティリスクや既存業務への影響という課題が存在するだろう。

これらの課題に対しては、段階的な導入計画の策定や、従業員向けの徹底したトレーニングプログラムの実施が有効な解決策となり得る。また、データガバナンスの強化も重要で、データの品質管理や利用ポリシーの明確化が不可欠だ。今後は、AIやMLをより深く統合したデータクラウドサービスの展開が期待される。

さらに、三菱商事の「DATA SMART」プロジェクトのような、グループ企業全体でのデータ活用の取り組みは、今後多くの企業グループで模倣される可能性がある。こうした動きは、業界を超えたデータ連携や、新たなビジネスモデルの創出につながる可能性を秘めている。Snowflakeには、こうしたクロスインダストリーのデータ活用をさらに促進する機能の開発が期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Snowflake、日本の「Data Drivers Awards」受賞者を発表 | Snowflake合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000116784.html, (参照 24-09-13).

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