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公開：2024-09-14

パナソニック コネクトが女子中高生向けSTEM職場体験プログラムを実施、AI研究体験でキャリア選択の幅を拡大

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パナソニック コネクトがSTEM職場体験プログラムに参画
• 女子中高生向けにAI研究の職場体験を実施
• DEIの推進とジェンダーギャップ解消に取り組む

パナソニック コネクトがSTEM職場体験プログラムを実施

パナソニック コネクト株式会社は、女子中高生向けSTEM領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」に参画し、2024年8月27日に第1回オフィスツアー＆ワークショップを開催した。このプログラムは公益財団法人山田進太郎D&I財団が提供しており、STEM領域で活躍する女性人財の増加を支援することでジェンダーギャップの解消に取り組むことを目的としている。^[1]

パナソニック コネクトはDEI（Diversity, Equity & Inclusion）を推進しており、ジェンダーギャップの解消を重点テーマの一つとして取り組んでいる。日本のSTEM領域への女性の大学進学率はOECD諸国の中で最低水準の19％であり、エンジニアとして活躍する女性の比率も低いことから、進路選択前の女子学生がSTEM領域の仕事や学びに触れる機会を提供することが重要だと考えている。

第1回オフィスツアー＆ワークショップでは、「AI研究の仕事に触れて女性技術者とお話しましょう！」をテーマに、計19名の中高生が参加した。参加者はAI研究に携わる女性技術者とのワークショップやフリートーク、本社オフィスの見学などを通じて、STEM領域の仕事や学びに触れる機会を得ることができた。

Girls Meet STEM Careerプログラムの概要

STEMについて

STEMとは、Science（科学）、Technology（技術）、Engineering（工学）、Mathematics（数学）の頭文字を取った総称で、これらの分野を包括的に指す言葉だ。STEMの主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 論理的思考や問題解決能力の育成に重点を置く
• 実践的かつ応用可能な知識とスキルの習得を目指す
• イノベーションや技術進歩の基盤となる分野を包括する

パナソニック コネクトが参画したGirls Meet STEM Careerプログラムは、STEM領域における女性の参画を促進することを目的としている。日本のSTEM領域への女性の大学進学率が低いことが課題となっており、このようなプログラムを通じて女子中高生にSTEM分野の魅力を伝え、将来のキャリア選択の幅を広げることが期待されている。

STEM職場体験プログラムに関する考察

パナソニック コネクトが実施したSTEM職場体験プログラムは、女子中高生にAI研究という最先端の技術分野に触れる機会を提供した点で高く評価できる。このようなプログラムは、参加者がSTEM領域のキャリアに対する具体的なイメージを持つことができ、将来の進路選択に大きな影響を与える可能性がある。一方で、単発のイベントでは継続的な効果を得ることが難しい可能性もあるだろう。

今後の課題としては、このようなプログラムをより多くの学生に提供することや、長期的な支援体制の構築が挙げられる。例えば、メンタリングプログラムの導入やインターンシップの機会の提供など、継続的な関わりを持つことで、より効果的にSTEM領域への興味を維持し、進学や就職につなげることができるのではないだろうか。また、企業だけでなく、教育機関や政府との連携を強化することで、より包括的なSTEM教育支援の仕組みを構築することも重要だ。

将来的には、このようなプログラムを通じて育成された人材が、次世代の女子学生のロールモデルとなり、STEM領域におけるジェンダーギャップの解消に貢献することが期待される。パナソニック コネクトには、今回のプログラムの成果を踏まえ、さらに発展的な取り組みを継続的に実施していくことが求められるだろう。STEM分野における多様性の確保は、イノベーションの促進や社会課題の解決にもつながる重要な課題だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「パナソニック コネクトが女子中高生向けSTEM（理系）領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」に参画 ～AI研究に携わる女性技術者とオフィスツアー＆ワークショップ開催～ | パナソニックグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005884.000003442.html, (参照 24-09-14).

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